文化の日

おはようございます。

文化の日の昨日は暖かく穏やかな一日でした。11月3日の祝日を「文化の日」と名付けたのは、日本国憲法の公布が1946(昭和21)年11月3日だったからです。「憲法」と「文化」は、一見、関係性が無いように感じるかと思います。が・・・「戦争放棄主権在民基本的人権を宣言した日本国憲法は、平和と文化を最重要視しています」。
ルールを守る人間性を養うこと、家族が支え合い、社会が支え合うのが文化の日です。また憲法など無くても悪いことをしないようになるのが大事です。ルールを決めなければいけなくなることほど哀しいことはないのです。
この憲法の公布を記念して、「平和への意思を基盤とする文化を、発展・拡大させよう」という趣旨で、11月3日を「文化の日」としたのです。
文を以て化する。とても素晴らしいことです。文、教えを以て感化していくためにはやはり、年長者が若い皆さんにどのような思いで接するかが大事となります。
国、地域の平和の文化はどこで形成されるかと申しますと、家庭です。家庭が平和で無ければ国家の平和はなりません。
すべての災いは「内からわくのです」。御仏は災いは「東や西の方角から来るように思うのは愚かである、内を修めないで外を守ろうとするのは誤りである」と教えます。
内を修めるとは、日々正しい習慣を確かにして四つの行いの垢を去り、四つの悪い心をとどめ、家や財産を傾ける六つの口をふさげと教えています。
四つの行いの垢とは、殺生と盗みとよこしまな愛欲と偽りであり、四つの悪い心とは、貪りと瞋りと愚かさと恐れとです。家や財産を傾ける六つの口とは、酒を飲んでふまじめになること、夜更かしして遊びまわること、音楽や芝居におぼれること、賭博にふけること、悪い友だちに交わること、それに業務を怠ることです。
この四つの行いの垢を去り、四つの悪い心をとどめ、家や財産を傾ける六つの口をふさぐように日々修養する姿を親が子どもへのお手本とすることを文化とすれば平和が自然な形で訪れるのです。夢に向かうことで大切なのは、嬉々として楽しくやることです。苦しんでいる姿を見せてはなりません。今、副住職・誠澄は五穀断ち、懺悔練行を行じていますが、楽しく行じています。なぜならば、因果の道理を知っているからです。
内なる心が、ねたみ、そねみ、貪りを生みます。我欲を増長させれば先ず身近な人と醜い争いとなることを知るべきです。内を守れば日々の暮らしが豊かに楽しくなります。楽しく精進しましょう。
じっくりと自身を省察して考えれば災いはすべて内から湧いたことが納得できるのではないでしょうか。四つの垢、四つの悪い心、すべてを傾ける六つの口を制御できるように日々ご精進下さい。
明日は心華寺・金港辯財天「月例・幸福開運護摩祈願祭並びに七五三法要」で「最強のラッキーな参拝日」となっております。是非おまいりください。午前10時から法要を厳修いたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
※どのようなことでもご相談下さい。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp
※心華寺で一泊、プチ修行をして心身のリフレッシュをしませんか?いつでもお待ちしております。坐禅、読経、水行、写経、作務、食事作法、非日常体験で、新しい自分発見。