身を低くすれば行き詰まらず

おはようございます。

寒い中「にんげん学」大阪講座・人生充実の法・克己の学「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。本年最後の講座にご出席いただいたことはやはり嬉しいことです。「後良し効果」という言葉があります、最後の言葉や行動が一番印象に残るということです。最後良ければすべて善し、人生は日々出会いと別れの繰り返し、このことを確かにすれば別れ際を確かにして、どのような人間関係が大事かが見えてきます。 
昨日の老子第6章「谷神(こくしん)は死せず」紹介します。
第六章 谷神(こくしん)は死せず(道のはたらき。道はどんなもの)
「谷神は死せず、是(こ)れを玄牝(げんぴん)と謂(い)う。
玄牝の門(もん)、是れを天地の根(こん)と謂う。緜緜(めんめん)として存(そん)するが若(ごと)く、これを用いて勤(つ)(尽)きず。」
これを読んで難しく感じられるかもしれませんが、実社会のあり方を簡明に説いています。道に沿い従い歩めば、行き詰まることは無いという話し。固定観念に縛られ、人の意見を受け入れないから孤立し、アイデアも枯渇する、そのような愚かな生き方はするな、というのです。
社会生活、仕事の場に於いての態度、姿勢を、谷間のように身も心も低い所に置き、謙虚な心で人を受け入れれば、無限の可能性、創造力が湧き出、新たな発想の源となり、尽きることのないアイデアが生まれると老子は教えます。
私たちが行き詰まる大きな原因は、外の意見、外の違った考え方を容れることが出来ず、自分の考えだけで生きようとするからです。いわゆる固定観念になり、頑固になり、そこで終わりなるということです。
老子は自分と違った思考から新たなアイデアが生まれるのだと教えるのです。仕事をしていて、自分より優れた人を見て受け入れますと、「ああ、あんなふうになれたらいいな」「もっとこんなふうにしたらいいのでは」という発想が湧いてきます。
老子は外の世界を素直に受け入れればどんどんアイデアが湧いてくるのだと教えているのです。そのために谷間のように心身共に低い所に身を置くことであると教えるのです。
このような態度ができるようになるのは、仕事の世界で、認めてもらいたいという我欲を捨て、
自分の知識、技量で人様に喜んでもらいたいという気持ちを旺盛にすることです。外の世界に自分の才能を生かすアイデアが無限にあるのです。この世は陰陽和合の世界、自他不二、自他和合の世界です。今日も寒い朝です。心暖かく過ごしましょう。
今日はNPOこころのはな「子ども食堂」開店日です。正午まで予約を受けつけます。0774-45-55610774-45-5561までお電話ください。小学生以下は無料。中学生以上保護者の方には300円ちょうだいします。予約後のキャンセルもお電話をお願いいたします。
明晩は「にんげん学」一宮講座、明後日の夜は東京講座です。共に今年最後の講座、よろしくご出席下さい。会場でお会いしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
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☆本年最終の大阪講座ご出席の皆さんありがとうございます。
伊丹・宝樹庵Yさん一年、銘菓の差し入れありがとうございます。大阪のKさん毎月皆様へサンドイッチ感謝いたします。