知識を知恵に変える

おはようございます。

今朝から一日のスタートが2時間遅くなり、午前6時起床となりました。副住職・誠澄の愛情で私を労ってくれての変化です、甘えることにしました。それ以上に副住職を中心にお寺を運営しさらに皆様のお力になれるよう精進しようということです、副住職・誠澄の「悟後の修行」の始まりです。
一日一生、考え方はとても大切です。私たちは言葉、行動すべてにおいて学び、学習し成長進化しています。真似び、学んだことを話し、行動しています。私は思考行動を尊敬している人を真似ているということを確かにして話し行動しています。それは憧れ、尊敬し、お手本とした方を確かにしたからです。こんな風になることができればという人生観です。的を確かにして歩んで来ました。的が無ければ何事の修練もなりません。
どのような人生を送りたいのかと考えれば必然的にどのような念いを持ち、意識を持って人様と接するかということが大切だと考えたからです。子どもの頃、学校生活で敗北感を持ち、悲壮感の日々を送った結果、本、書物に私は理想を求め続け、そして学ぶ、真似ぼうと考えるようになった、どんな人を真似ぼう、学ぼうとしたかといえば、言行一致する人が自分の成功を手にしていることを知ったのです。このような人間になれればいいと次第に思うようになったのです。
どんなに苦労、辛酸を嘗め尽くしても志を貫き、言行一致させようとしている話しの人物に感動したのです。
人は言行一致することがやはり、人の信用に関わると受け止めたのです。言うことはいくらでも言えます、いざ言ったことを行動できるかといえば、はなはだあやしいものです。
だから言葉は控えめにすることです。賢人や勇者は寡黙です。「とりとめの無い会話をせず」、「出来ないことを話すことを厳に戒めているのです」。
とりとめがない話しとは責任の無い話しです。責任感があれば、とりとめのない会話はできません。とりとめの無い話しができるということは、「ある意味何もしない」、「行動しないからできる」のです。
習慣は第二の天性、とりとめのない会話を習い性にしますと、物事を秩序だてて考えられない人格、人間性を自ら形成していくのです。
いろいろな事を話しはするが何も出来ない、という人間性をつくる。言行一致が社会の中において人間として大事です。
何故かといいますと、「知識を知恵に変えることが人生においては大事」だからです。とりとめのない話が出来る人は、情報が多い、物覚えが良いという特色があります。情報は大事、だからこそ、あらゆる情報に目を通すことです。でも、「単なるインプットは知識を増やしているだけ」。
知識は頭に入れなくとも、ネット上に沢山在ります。「ほしいのは知恵」です。「情報を役立つものに変えるのが知恵」、基本、本質を徹底して体得しなければ、知識は知恵に変えられません。
知恵とは「インプットを有意義なアウトプットに変えることのできる、論理的思考力です」。
インプットを増やすことも大事ですが、知恵を高めることのほうがもっと大事です。だからこそ、賢人を真似ぶ、思考言動を真似ぶ、言行一致を学ぶ価値がここにあるのです。真似ぶ(学ぶ)=行動、アウトプットです。
人間、理屈倒れになってはいけません、「自分の言葉で、行動が無ければ自分を破滅に追い込むことを知るべきです」。
芭蕉の句に「物言えば唇寒し秋の風」という句があります。本来の意味は「人の短所を言ったあとは寒々とした気持ちに襲われる」というものです、転じて「うっかりものを言うと、それが原因となって災いをまねく、口は災いの元」になることをいうのです。
口数多くして実行しない人は、いくら偉そうにしても馬鹿にされることになるのです。賢人を真似美ましょう。
今日は第二日曜日心華寺「水子供養祭」です。本年最後の水子供養祭です。お子様に会いにおまいりください。水子様やご先祖様を供養することを真似ぶことが、温故知新となることも知りましょう。午前10時からです。楽しい休日をお過ごしください。
明晩は「にんげん学」京都講座・人生充実必勝法・克己学「老子を読む」、本年最終講座です。会場でお待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
※どのようなご相談でもどうぞ。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp
☆心華寺で参籠修行をしてみませんか、非日常の空間に身を置き、作務(掃除)、読経、坐禅、写経、五官の対象をすべて聖典に置き、自身と対峙する。新たなあなたが見えてきます。
☆先日、「にんげん学」東京最終講座に向かいますとき、久しぶりに富士のお山を拝むことができました。お山に一年のご褒美をいただいたように思い、感謝の手を合わせました。