天地は仁ならず

おはようございます。

「にんげん学」京都講座・人生充実必勝法・克己学「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。学びは勇気を与えてくれるのが良い、自分を取り戻せるのが良い、そして自由になれるのが良い、いつも感じています。
私たちの五官は外に向いています。外からの情報を得て整理して確かな知恵としてアウトプットすることが大事です。五官の刺激で迷ってはいけません。※五官(五感を生ずる五つの感覚器官。目(視覚)・耳(聴覚)・舌(味覚)・鼻(嗅覚)・皮膚(触覚)。)
先日、適者生存を書きました。昨日の京都講座の老子第5章は「天地は仁ならず」を説いています。先人の中でも「則天去私」「敬天愛人」「誠は天の道なり、これを誠とするは人の道なり」等々、原理原則は「愛情が無い」「仁がない」「思いやりがない」等々を自覚し「道を我が道として歩み豊かな人生と成した」のです。
勝手気ままに、自分のしたい放題に生きたのではありませんでした。道は「生成化育する」のです。道に従った者を生かし育てるのです。賢人と言われる人びとは「虚心坦懐(きょしんたんかい)」に生きたのです。虚心坦懐とは「心になんのわだかまりもなく、平静な態度で道に従い事にのぞむ」ことです。この道で歩むと考えたときから、迷わずに道に沿って歩むということです。
老子はこれを「無為」といいました。虚心坦懐、無為に歩み、何かにぶつかれば、後戻りして道に返れば良い、自反する原点に戻ることです。何かにぶつかったりしたとき、道に沿わず、虚心坦懐できずにありますと、夢、志半ばで倒れてしまうことになりかねないのです。
自然は一年を通して循環しています。繰り返し無から有、有から無を為し成長進化、生成化育しているのです。多くの果実を付けた木も、果実が少なかった木も、多く花を付けた木も、余り花を付けなかった木も、同じようにすべて冬枯れ落ち「一からやりなおす」のです。私たちも同じです、原点に戻ることが大事です。
物がまっすぐになっているかどうかを見るとき、後ろに下がって見ることで、真っ直ぐかどうかがよくわかるのと同じです。自反することを大切にしましょう。
天地は仁ならずとは「天地は・道理はえこひいきしない」だから誰にでも天地の道理を我が物とすれば永遠に安泰であるということです。
新年の講座は京都・大阪・全国にんげん学合同講座、1月14日(日)午後1時半受付、講座修了後、新年懇親会を会場を変えて行います。京都・大阪・全国にんげん学講座ご出席の皆さん新年を心華寺の講座から始めましょう。
新春特別講座は平成30年「運勢の行方」そして帝王学の筆頭「貞観政要(じょうがんせいよう)」を読みます。楽しみにご出席ください。
明日はNPOこころのはな「子ども食堂」開店日です。ご予約のお電話をお待ちしております。0774-45-5561。小学生以下は無料、中学生以上保護者の方は300円いただきます。予約後のキャンセルの場合もお電話ください。
今日も心温かにおすごしください。 

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
※どのようなご相談でもどうぞ。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp
☆心華寺で参籠修行をしてみませんか、非日常の空間に身を置き、作務(掃除)、読経、坐禅、写経、五官の対象をすべて聖典に置き、自身と対峙する。新たなあなたが見えてきます。
☆葉も何もない桜の木です、老子は冬枯れの姿を真実の姿だと。



☆「にんげん学」京都講座ご出席ありがとうございます。「洋食・ぼんじゅーる」さん、一年美味しいご馳走ありがとうございます。来る年もよろしくお願いいたします。

一品目・鴨ロースのパストラミ。

二品目・和牛の煮込みデミグラスソース。

三品目・和牛のハンバーグカレーソース


四品目・和牛ステーキトマトソース