発見力

おはようございます。

比叡山入山当初に師にいただいた言葉を思い出しております。心華寺入山時、寒いお堂で暖もなく一人過ごしたことを三が日思い出していたからかもしれません。体は寒さで震えていましたが、心の中は熱い思いでいっぱいでした。このような事を書きますと、オーバーな書きように思われるかもしれません、当時の事を知っている方は少なくなってしまいました。
寒いから坐禅をし、お祈りをし、水行をし、真摯に教えに対峙する法があったことで過ごせたと感じています。
このような教えです。「見たら聞け、聞いたら見よ」という教え、お言葉です。どこでも通用する思考法です。だからこそ、誰もおまいりのない時、ご本尊様は修養しなさいと教えて下されたのです。
師の教えから「見えないものを見る方法」というものに気づいたように思っています。人は何万回見ても、見えないものは見えないのです。目に入っていても見えないのです。見えているつもりでも、見えてはいないのです。
「発見力」は「見えないものを見る力」です。その力を力とできるには「見えないと思う謙虚さが大切です」。見えていると錯覚していますと、「見えるはずのものも見えない、見えてこない」のです。また「出来ていないと思う謙虚さも大切です」。できていると錯覚していると、「出来ないことが多くなる」からです。
発見力に磨きをかけるにはやはり「関心を持つこと」です。周りの「全てが自分に必要なことと心から思い関心を持つと」、「ものは見えてくる」「できることに磨きがかかる」のです。
関心を分解して、分解するとは、全体を部分で見てということです。「ポイントを絞れば、ものはよく見えてくるのです」。そうすることで「なぜ、こうでなければいけないのか」が見えてきて「いろいろな場所で、サポートできるようにもなる」のです。
「自分の周りの大切なものを見落としますと、仕事の大事も人生の大事も見落としかねません」。関心を持ちましょう。
未来は足下からつながっています。足下を疎かにせず、新年のスタートを切りましょう。「高きに登るには、低きより」です良い一日を。

世界平和をお祈りいたしましょう。Ｆｌｏｗｅｒ　ｉｎ　ｙｏｕｒ　ｍｉｎｄ・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 　合掌
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※心華寺で一泊、プチ修行をして心身のリフレッシュをしませんか？いつでもお待ちしております。坐禅、読経、水行、写経、作務、食事作法、非日常体験で、新しい自分発見を。
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