成果を急がず小利にとらわれない

おはようございます。

「にんげん学」一宮講座・人心掌握法・対人関係の指南書「新・論語を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。
昨日は私の17歳の、元へ、71歳の誕生日に多くの皆様から暖かいメッセージ、プレゼントをちょうだい致しました、ありがとうございます。誕生日へのメッセージやプレゼントは何度いただいても嬉しく思います、そして年を重ねます度にその嬉しさが一入の思いが致します。ありがとうございます。この言葉しかありません、感謝いたします。
昨夜の一宮講座、「新・論語を読む」、子路(しろ)第13-17「子夏(しか)、筥父(きょほ)の宰(さい)と為(な)りて、政(まつりごと)を問う。子曰く、速(すみ)やかならんと欲する毋(な)かれ。小利を見ること毋かれ。速やかならんと欲すれば則(すなわ)ち達せず。小利を見れば則ち大事成らず。」
訳文「弟子の子夏が筥父(きょほ)の町の代官になったときに、「政治はどう行えばいいですか」と尋ねると、孔子は「急いで成果を上げようとしないこと。それと小さな利益に目を奪われないことだ。焦(あせ)れば手抜かりをするし、小さな利益に捉(とら)らわれると大きな仕事ができなくなる」と教えた。」
この話はあらゆるリーダーの大切な考え方です。子夏は素晴らしい弟子です。素直に師に尋ねる、とても大切な姿勢であり仁の表れです。尋ねるとは、自分の考えを持って尋ねることが大事です。自分の思い、考えが確かでなければ、いくら指導、教えを受けたとしても参考にも修正にも役立てることができないのです。
子夏は孔門十哲(じつてつ)のひとりであり、生真面目すぎて頭の固い一面もあったようです。だからこそ孔子はこのように政治の要道を説いたのでしょう。マジメすぎますと功を焦りがちとなるからです。子夏をさして「過ぎたるは猶及ばざるがごとし」と言ったといいます。これは慎重すぎる子夏と積極的すぎる子張(しちよう)とを比較して、孔子が「行き過ぎることも不足していることも同じようによくないことだと諭したのです」。
「目先のことだけでなく、将来を見据えて考えよ」と教えているのです。現代では孔子の時代以上に、政治や経営、又は研究に対してすぐに結果を出すことが求められています。先日のips細胞でノーベル賞を受賞した、京大の山中教授率いる研究班の偽の研究発表などは、この典型でありましょう。
結果、政治家や社員、研究者は人気取りを考え、国民受け、発表受け、プレゼン受けのよい政策や小手先の実績をアピールしようとするのです。口先ばかりとなって、虚しい結果ばかりとなってしまうのです。
政治や経営の判断基準を「損か得かの二者択一」に置いてしまえば、判断を先送りしがちになり、経営や政治を進めるにあたって、「小利」すなわち目先の些細な利益をおいかけてしまい、大きな禍根を残すのがオチなのです。
大局的な視野に立って物事を判断できてこそ、国や会社を速やかに正しい方向に導いていけるのです。
今日のようなあわただしい世の中だからこそ浮き足立たずにどっしりと「一陽」を構えて進みましょう。来月の一宮講座は3月1日(木)です、来月も元気にお目にかかりましょう。
今夜は「にんげん学」東京講座・人生充実必勝法・克己学「老子を読む」です。雪が心配ですが、天に任せるしかありません。今日もどっしりと何ごとも受け止めて人事を尽くして天命を待つ、一日をお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
※どのようなご相談でもどうぞ。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp。相談することの勇気が未来の扉を開けます。
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☆一宮講座ご出席の皆さんありがとうございます。







☆誕生日のプレゼントをいただきました。





☆誕生ケーキでお祝いしていただきました、皆さんありがとうございます。これからも元気に感謝の気持ちで使命を果たします。


名古屋からご出席のMさんから、きれいな写真を送っていただきました。ありがとうございます。

☆講座前の「ぶら和尚」で上野、東京国立博物館、平成館で開催中の「仁和寺と御室派のみほとけ展」を拝観してきました。その前にお昼を精養軒で。寒桜も咲いて、チューリップも、一時の眼福。元気に勉強会に臨めます。