大慈大悲

おはようございます。

今日は24日、下関・愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」。毎月24日は愛宕寺ご本尊様のご縁日、結縁日(けちえんび。縁を結ぶ日)。縁日・結縁日とは「ご本尊様と縁を結ぶ日、この日にご本尊様にお詣りをすれば、徳があるのです」。
愛宕寺のご本尊様は「火防大将軍愛宕大権現地蔵尊」、大将軍地蔵様です。毎月24日はご本尊様の「誓願を果たされる日」。ですから、24日のご縁日におまいりしますと、必ずやご本尊様が誓われた誓願「六道(地獄道・餓鬼道・畜生道修羅道・人間道)を救う」という誓願を果たされる日ですので「ご利益をいただける」。「私たちの悩みが解消される縁をいただき、願いが成就するご縁をいただける」のです。
私たちが何か悩みを持ったとき、本気で悩みを解決しようとしたときに湧くのが「智慧」。智慧とは「限界を知り」知って本気で解決したい、乗り越えたいと考えたとき、必ず「聞くことに気づく」のです。これが「智慧ある行動」です。
愛宕寺のご本尊様は「六道能化(ろくどうのうけ)の主」と呼ばれる「地蔵菩薩」様。多くの菩薩様の中で最も慈悲深い菩薩様が地蔵菩薩様。慈悲とは昨日も「慈悲喜捨の四無量心」を書きましたが、「慈しみ(慈)と憐れみ(悲)」です。
慈は本来は「友情」「友人」の意味です。しかも、ある特定の人に対し友情をもつのではなく、あらゆる人々に平等に友情をもつことをいいます。
私たちは人欲で「好き嫌いをする相対的な友情です」が地蔵菩薩様は自分の好み、好き嫌いなどはしません。本当の慈しむ心で「共に私たちのペースで歩み導いてくださる」のです。
悲は、「抜苦」「憐れみ」の意味です。その原意は「呻(うめ)き」にあるといいいます。うめくほどの苦しみを救いたいと願う「悲」の心を特に重視し、「大悲」と称するのです。
これは、他の宗教などのいう、人々への憐憫(れんびん)の思いではない。「仏教においては一切の生命は平等である。それゆえ、怨親(おんしん)なく分け隔て無く相手の幸福を願う心こそが、人間の目指すべき理想であるというのが仏教の思想である」として、地蔵菩薩様は「ご誓願を立て」「お地蔵様の歩む道」とされたのです。
私たち祈る者が、ご本尊様の如くになれないとしても、ご本尊様の大慈大悲の「御心を知り」祈れば、摩訶不思議な現実が多くもたらされます。「以心伝心」といいましょうか、「類は友を呼ぶ」というのでしょうか、まったくご神仏の計らいで「良縁に導かれ苦を脱するご縁に恵まれる」こととなるのです。
ですから祈る者は決して感謝を忘れず、報恩の徳にも目覚め、いただいた徳、ご利益を「有り難い」として「お陰様の心を一層のものとして」社会に対するようになるのです。これが又「幸福の連鎖を生む」ことになり、ますます祈ることに本気になるのです。
皆さん、祈りや学びは、両極、成功や失敗に直面したとき「己を見失わないようにあることをお忘れありませんよう」。成功するためと考えるのは誤りです。祈り学びは原理原則、人生そのものです。だから、浮かれて足下を掬われたり、失敗したときに立ち戻るのが教えである原理原則なのです。
知識は物事を作るため、運ぶために必要であり、智慧は人生を豊かにするためです、混同してはなりません。
これらの摩訶不思議はやはり本気で祈るからこそでありましょう。自分の「念い」は「本気でなければ通じません」。今日は「本気で祈り愛」をして「良縁をいただきましょう」。午前10時お待ちしております。
自分が行動したことで、上手くいくか、どうか。なるかならないかなどと迷っているような不信では何ごとの人生もなるはずがないのです。本気の祈り愛、ご一緒ください。
皆さんも今日は本気でお過ごしください。本気になれば、結果を心配せずポストにベストを尽くす自分ができるのです。思わしくないと知れば自反し、善い結果を得れば感謝の心を厚くする。故に素晴らしい結果が又導かれるのです。良い一日をお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
※どのようなご相談でも承ります。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp。相談することの勇気が未来の扉を開けます。
☆心華寺で参籠修行をしませんか、非日常の空間に身を置き、作務(掃除)、読経、坐禅、写経、五感の対象をすべて聖典に置き、自身との対峙。新たなあなたが見えてきます。
人生は行き先を決めたとしても、道中、どのような出会いがあるかわかりません、どのような出会いがあったとしても、動じない自分を作っておきましょう。
◎幸せ小路に咲きました芍薬です。

愛宕寺の前の入江交差点の小公園に咲くツツジが皆さんをお迎えします。