目の前の人に学ぶ

おはようございます。

書くのも変ですが、毎日感謝の暮らしです。一日の過ごし方を師に教えていただき半世紀、朝起きる、作務、お勤め、早起き早寝、無心に努める幸せ。常に利他、常にポストにベストの教えを守り、ポストから新たなことを学ぶ、色即是空が少しですが体で理解しつつあります。
日常の「形、仕事、物事(色)は教えていただくことは出来ます」。しかし「物事に対する空(心)は自分自身が自分の心に物事(色)を通して問い続けなければなりません」。心は形がありません、水のように無限に変化し、反応するのです。これを確かにしていなければ、自分の心に翻弄されます。
また、心が無形であるが故に価値観の違う多くの人びとのお役に立てる道理でもあるのです。
価値観とは「私が良いと思っても、彼の人は悪いと感じるが如くのもの」。だから「空・無」の心で出会い、「目の前の人に新たに学ぶ」。
理屈を言うわけではありません。挨拶(あいさつ)一つ「相手を思う、慕う心がなければ通じませんし響きません」。挨拶は「相手があってこその挨拶」。そこに「相手を思う真実の心がなければ響かない」のです。
挨拶は言葉、形は教えてはいただけます。しかし「心は教えてはもらえません」。自分が「目の前の人から感じ取るしかない」のです。
挨拶、礼儀を私は「尊敬の念を以て心から言葉にし形にします」。私に会ってくださり「ありがとうございます」という気持ち。
挨拶をした結果、響く方と、響かない方はおられます。響かなければ「相手の気持ちに合わせられなかった」「尊敬が足りなかった」「己の心の修養が足りなかったと自反し、修養のし直しです」。
響く挨拶ができるようになるには「日々の読経を本気で修しています」。書いてある文字を「上っ面な気持ちでただ読んでいるようでは自分の心に響いてきません」。「読書百遍意自ずから通ずる」とはならないのです。百遍とは「生涯本気という意味です」。数で百編読めば良いというのではありません。自分の心に響かないものは、人様にも響きません。
心学の書を皆さんとご一緒に音読、素読を行うのも同じ。読んで自分自身が感動出来ないようでは何を読んでも体現出来ません(知るとは行うこと)。己の心と体が「文字にならなければいけない」。己自身が文字になって体得したとき価値観の違う人と出会って挨拶を交わしても「響く」のです。
このように在りたいと日々お勤めを渾身の心を込めてお唱えし、大気と和合するように修養するのです。お勤めの時間もしっかりと決めて行います。それが「教えに対する敬意」です。「天地自然の気と和合」するためです。でなければ一定でない人様との気と和合出来得ようがないのです。
天地は非情なり(好き嫌いしない)、故に万物と和合できるのです。陰陽和合、相対和合したとき新たな生命が生みだされます。対立からは何も生まれません、平行線で交わらないからです。
明日29日は愛宕寺の「花祭り法要」です。私が私になることができました「お釈迦様のお誕生をお祝いさせていただく日」です。一人の誕生が万人の「目覚め、誕生をもたらしました」。是非ご一緒に祝福ください。人様の喜びを祝福すればするほど、祝福できればできるほど豊かな人生が天からもたらされます。
静かに周りをご覧になればわかると思いますが、不平と不満と愚痴と人様にけちを付けている人は永遠に人様から祝福されません。
かつて、愛宕寺ご本尊様と信者の皆さんに祝福いただいた皆さん、明日はピカピカの新一年生を祝福してあげましょう、大人の皆さん、お子様に報恩の行動、心を育ててあげることも大切です、報恩の行動と心が新一年生のお子様を共に祝福させていただくことです。ご一緒におまいりください。
道理はとてもシンプルです。私たちはの心、無意識の心は「色(形)、物事に現実に出会って触発された心で未来の歩む道、ポジションが決まるのです」。
出会いから豊かな未来の扉を開き安心の道を歩みましょう。そのためには「大切な自分と出会って下された目の前の方を心からの尊敬の念で出会う」、これが「豊かな人生となる門、心の鍵」です。明日、お釈迦様をご一緒に祝福させていただくことから始めましょう。
素敵な週末をお過ごしください。大型連休が始まります、お休みできることを感謝してお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
※どのようなご相談でも承ります。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp。相談することの勇気が未来の扉を開けます。
☆心華寺で参籠修行をしませんか、非日常の空間に身を置き、作務(掃除)、読経、坐禅、写経、五感の対象をすべて聖典に置き、自身との対峙。新たなあなたが見えてきます。
人生は行き先を決めたとしても、道中、どのような出会いがあるかわかりません、どのような出会いがあったとしても、動じない自分を作っておきましょう。