正しい知恵のつけ方

おはようございます。

 「にんげん学」神戸居酒屋講座ご出席の皆さんありがとうございます。昨日は私が大切にしています学ぶ姿勢の話し「正しい知恵のつけ方」です。皆さん知恵とは行動ですよ、間違いありませんように、私は一つの思いを大切に行動しています「ポストにベスト」です。様々な価値観の方々とご一緒に仕事をするからこそ「ポストにベスト」ぶれてはいけない。
 論語、述而(じゅつじ)第7、1条「述べて作らず、信じて古(いにしえ)を好む。窃(ひそ)かに我が老彭(ろうほう)に比す」。
 意は「私は、古(いにしえ)の聖人の言ったことを伝えるだけで創作はしない。私は、古の聖人を信じて、古典を大切にしている。かつて殷(いん)の時代に老彭(ろうほう)という人がいて古人の言ったことを信じて伝えた。私はひそかにこの老彭に自分をなぞらえている。」。
 今の時代は、クリエイティブであるかどうかが、常に重視されます。しかし、孔子は言いました。
 「自分は、クリエイティブなことを言っているのではない。古のよき言い伝えをもう一度語っているだけなのだ」と。
 すべては古の聖人たちが語ったことであり、実現していないことを、もう一度世の中に言い続けているだけだ、という意識を孔子は持っていました。だからこそ、「論語」は偉大なる言葉として今日まで読まれ、学び続けられ残ったのです。
 「述べて作らず」これは「学ぶことの根本意識です」。素晴らしい教えを聞き学んでも、教えが体現されない限り、行動できない限り、学びとは言えません。私は物覚えが悪かったので、とにもかくにも感動したことを日々「繰り返し繰り返し行い学んだ、真似た」。
 教えを「暗誦(あんしょう)すれば宝物が得られる」と実感しています。どんな宝物かといいますと、続けることで「日々自分を超える悦び」です。先人の蓄積(知恵、知識)を学ぶ、当に「温故知新(おんこちしん)」(故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る)です。日々の修練、時習、繰り返すことが「述べて作らず」。そうしておりますと、あるとき突然「自分が自分になる」「自分の中に問い続けますと、ボンと爆発する」のです。
 学ぶには自分が心底尊敬していなければ毎日の繰り返しはできません。知って終わり、ある程度身について終わるのです。知って続けることの無い人は未熟のままで終わり、何で評価が得られないのだろう、何で私を見てくれないのだろうという、学びを愚痴にしてはいけません。学びは結果云々ではなく続けることを楽しむことです。
 続けることで自然素晴らしい結果がもたらされるのです。「知恵とは継続できることです、継続することです」。自分の上手をめざすことです。来月もご一緒に学びましょう。来月6月は27日です。
 今日は自身が日々何を修練しているのかを温ねてはいかがでしょうか?。
 明日は24日です。下関・愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」。祈りも継続、祈りそのものに悦びと感動を覚えることが日々豊かな暮らしとなります。明日午前10時、愛宕寺でお待ちしております。
 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
※どのようなご相談でも承ります。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp。相談することの勇気が未来の扉を開けます。
☆心華寺で参籠修行をしませんか、非日常の空間に身を置き、作務(掃除)、読経、坐禅、写経、五感の対象をすべて聖典に置き、自身との対峙。新たなあなたが見えてきます。
人生は行き先を決めたとしても、道中、どのような出会いがあるかわかりません、どのような出会いがあったとしても、動じない自分を作っておきましょう。
○ご近所で撮りました。