三宝

おはようございます。
 
 「にんげん学」小倉講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。「道」を知り「道を歩む」老子はただただこれを静かに行いなさいと教えます。作為的な人生は自らを破壊すると。
 老子57章に「自由と静けさ」として、
「タオ(道)に同化した人は、
 あまり手出しをせず
 ゆったり静まっている。
 国(家・会社)でもそうだよ。
 国が禁止令をやたらに設けると(国や会社の都合の良いように)、
 貧乏人がふえる。
 いろんな武器を持たすと
 暴力に使いはじめる。
 頭のまわる人民(知識人)をふやすと、
 損得ばかり追うようになる。
 法規や税法を細かくすれば
 その網をくぐる悪党がふえる(上に立つ者の都合の良いようにルールを作ると)。
 国が治まるのは
 個々の人が
 相手の自由を尊重し
 静けさを愛するときだ。
 余計な欲望を持たなければ、
 国(人)も健全になるんだ。」
 いかがですか、穏やかな人生を願いながら、心騒がす日々を送ってしまっている、やはりそれは相対的な価値観で生き、自分を生きていないということでもあります。
 自由を言いながら束縛する、人間とは勝手なのもであることを知り、自ら不自由を生んでいるのだと老子は教えます。
 小欲知足、自分の身の丈に合った暮らし、日々感謝して暮らせばあくせくせずとも、ほとんどのものが手に入るのです。仕事も、お金も地位も。
 競争し奪い合うから何一つ身につけられない、才能があるのに開花出来ない、じっくり歩みましょう。
 昨日学びました69章も「戦わずして勝つ」という話しでした。老子は戦って勝たなければいけない、競争しなければいけないと考えて歩むから「勝てない、敗者となる」と明快に説きます。
 豊かに生きがいのある人生を心底願っているのであれば、「三宝」を大事にしなさいと、三宝とは、
 一つは「慈」ーいつくしむ愛の心。
 一つは「倹」ーつつましさ。
 一つは、人の先に立たないこと。
 この三つです。このように人に接するようであれば、安心して暮らせますし、敵も作らず、慕われるばかりでしょう。競争心からは人との信頼は生まれることはないことを知りましょう。
 身近な方に頼まれもしないのに敵愾心(てきがいしん)を持ったり嫉妬心を抱いたりしても何のメリットもありません、自分で自分の心を騒がせ、心を破壊する愚を犯さないようにしましょう。 それよりも楽しく三宝を実践しましょう。どんどん喜びの輪が広がり楽しい人生が実現し、道連れを多くします。
 安心の素晴らしい休日をお過ごしください。来月の「にんげん学」小倉講座は6月26日(火)。一ヶ月一度心の充電をしましょう。初めての方大歓迎です。
 昨日から心華寺で開校されています「M&Uスクール」受講生の皆様、夕方までご精進ください。
 今日は三宝を考えてくつろいではいかがでしょう。
  
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
※どのようなご相談でも承ります。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp。相談することの勇気が未来の扉を開けます。
☆心華寺で参籠修行をしませんか、非日常の空間に身を置き、作務(掃除)、読経、坐禅、写経、五感の対象をすべて聖典に置き、自身との対峙。新たなあなたが見えてきます。
人生は行き先を決めたとしても、道中、どのような出会いがあるかわかりません、どのような出会いがあったとしても、動じない自分を作っておきましょう。
○Mさん、毎月のお世話お花ありがとうございます。


下関の老舗菓舗「松琴堂」さんに勉強会の皆さんへとパイをいただきました。ありがとうございます。

○Uさんお誕生日おめでとうございます。これからもよろしくお願いいたします。