三毒

おはようございます。

 昨夕まで一泊二日で開催されましたCMA様主催「リーダーシップ禅寺合宿研修会」ご参加の皆様ありがとうございます。慣れないことに真摯に取り組んでいただき感謝致します。皆様のご活躍をお祈り致します。
 研修生の皆さんの真摯な姿に接し、チーム仲良く取り組まれる楽しそうな姿を拝見し昔を思い出し反省しております。幼少時代から少年期、中学二年生頃まで孤独感に苛まれていた私。多くの同級生と共にいながら一人孤独感を感じる日々。今考えますと「心が病んでいたのでしょう」。誰も自分を分かってくれない、という自儘、わがままが孤独にしたようです。今になって分かります。今になって分かり、自儘、わがままを言わないようにと考えています。
 大勢の中の孤独感、一緒にいながら分かってもらえないという孤独感、このような孤独感は何歳になっても味わいます、このような孤独感を味わうことのない人生とするには次のことに気をつけるようにしています。
 自儘、わがままは「己を孤独にします」。怒りの心も同じです。仏教が教える煩悩のひとつ 瞋恚(しんに)。
  我(自分)に背くことがあれば必ず起こる心が瞋恚(自己愛憤怒(じこあいふんぬ))です。
  仏教で人間の諸悪・苦しみの根源と考えられている三毒(さんどく)、三不善根(さんふぜんこん)の一つ。
 三毒とは貪・瞋・痴(とん・じん・ち)のことです。人間のもつ根元的な三つの悪徳(道義に外れた言行。道徳に反する行為または精神)です。(美徳=道にかなった行い。美しい徳行。道徳の基準にあった性質や行為。)
 自分の好むものをむさぼり求める貪欲(とんよく)、自分の嫌いなものを憎み嫌悪する瞋恚(しんに)、ものごとに的確な判断が下せずに、迷い惑う愚痴の三つで、人を毒するから三毒、三不善根(さんふぜんこん)などとも呼ばれ、「自分のことしか考えない我の行為行動」です。
 この三毒に犯されていたと今は思うことができます。そしてこの三毒が時折頭をもたげるときがあります。三毒が頭をもたげたときには「我を引っ込めること」です。三毒といわれるように、自他共に毒されるだけ、良いことはありません、我に翻弄されないようにしなければいけません。
 教えに気づかない、道に気づかないことで三毒に犯されたのです。心がざわついたとき自反しましょう。三毒に犯されたまま、貪り、瞋り、愚痴れば、どんどん毒が魂の奥底にまで達し、悪業を深めるばかりです。三毒を感じ、面白いと感じる人は一人もいません、面白くないから、貪り、瞋り、愚痴るのです、ここに気づきましょう。
 正しいことを口から発しながら、貪り、瞋り、愚痴る愚かに気づきましょう。このような人が最も三毒に犯されている事に「気づきましょう」。
 瞋りは人生を孤独に陥れます。周りの人をも不幸に巻きこみます。三毒に犯されることのないように、「徳を積んでまいりましょう、その徳は利他、和顔愛語で接すること」です。
 利他、和顔愛語で暮らすことが心身のバランスを豊かにするのです。心身のバランスが取れていれば三毒に犯されることはないのです。
 今日は「父の日」、お父さんに感謝しましょう。そしてこれを機に感謝していくことを常としましょう。感謝すればするほどに幸運がまいこみます。素晴らしい父の日、休日をお過ごし下さい。
 今日午後1時半よりNPOこころのはな第18回「ひきこもり女子会」です。楽しい企画があります、ご参加をお待ちしております。
 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。 合掌
※どのようなことでもご相談下さい。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp
※心華寺で一泊、プチ修行をして心身のリフレッシュをしませんか?いつでもお待ちしております。坐禅、読経、水行、写経、作務、食事作法、非日常体験で、新しい自分発見を。
〇CMA様主催「リーダーシップ禅寺合宿研修会一泊二日研修会」ご参加の皆さんありがとうございます。お元気にご活躍下さい。茶礼、記念写真。






〇第18回「ひきこもり女子会」ご案内です。