勢いを殺がれない

おはようございます。

 7月一ヶ月ありがとうございます。未曾有の西日本大豪雨、天の非情、人の偉大さを感じる一ヶ月。一ヶ月大いに学ばせていただきました、今月もお訪ねいただき感謝いたします。
 随縁(ずいえん)、確かにゴール、目標を持ち、計画を立てて歩んでいます。随縁とは「絶対不変である真如が、縁に応じて種々の現れ方をする」という意味です。目標、ゴールを決め、計画を立てても、縁は如何ともし難い現実。ですから、目の前の事象に対して、何で?という疑問を持たずに真摯にポストにベストを尽くし今日まで来ました。要するに目の前の人や事象はすべて「味方」「必要な事象」であるという現実肯定論。
 何で?こんなことがという、如何ともし難いことに心悩ます事よりも、受け容れて対応する。そうしますと、今までに無かった能力や技術が開発されます。要するに「目的意識を確かにする」ことがポストにベストでもあるのです。
 随縁は「何事も縁にまかせて自由に振る舞い、物事にこだわらないこと」でもあります。自分の身一つ自由にならないのに、他の事が意のままになるはずも無く、そんなことに心も気も患わせ、悩んでいたのでは「勢い、意気追いが殺がれます」人生「意気消沈するようではいけません」。体は意のままにならなくとも、心だけは奪われたくなく、殺がれたくない、という意気追い、勢いです。
 気力や、心力が衰えたときは「体力で補い」。体力が衰えたときは「気力、心力で補う」。二つのバランスが必要です。これが「心身一如」「身と心は一つで在りながら一つではない自覚」。
 この時期に例えが悪く怒られるかも知れません。水は「止めれれば止められる程に勢いを増すのです」それが「随縁のパワー」。
 礼儀を正し人様に接する、お先にどうぞという利他、慈悲心は忍辱(にんにく)の行動があってこそ、それは「慈悲の心をもって、どんな苦難にも耐える」ことです。これこそがポストにベスト、随縁の在り方だと思っています。
 今日愛宕寺ご開山様の祥月法要を終え宇治に戻ります。有縁の皆様午前10時から法要を行います。おまいりくだされば嬉しく思います。
 今月も新たな随縁にていろいろなポストをいただき楽しく精進し暮らし過ごすことができました。創造できない縁に感謝し、不幸にも命を落とされました皆々様のご冥福をお祈りし、被災されました皆々様には心よりお見舞い申し上げます。
 感謝の念を熱くして締めくくりたいと思います。一ヶ月ありがとうございます。
  
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
※どのようなご相談でも承ります。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp。相談することの勇気が未来の幸運の扉を開けます、ノックをしましょう。
愛宕寺玄関でお待ちしております。