幸運を手にする

おはようございます。

 強い台風21号が心配です。何ごともないようにお祈り致します。
 好運を手にする、チャンスに恵まれるには、「人様の秀でた点を見れる人間になること」と、多くの人にお話しております、ですから私は日々周りの皆様の素晴らしい点を見るように心がけています。
 佐藤一齋(さとういっさい)の「言志後録(げんしこうろく)」に「人の善を好む」という話があります。
 「人は多く己の好む所を話して、己の悪(にく)む所を話さず。君子は善を好む、故に毎(つね)に人の善を称し、悪(あく)を悪(にく)む。故に敢えて人の悪を称せず。小人は之に反す。」
 意は「人は自分の好きなことを話すが、自分が好まないことは話さない。
 しかし、立派な人は善を好むので人の善をたたえ、悪をにくむ。だから人の悪をことさら口にするようなことはしない。ところが小人は、他人の悪を話すが、他人の善を褒めようとしない。」
 人様の描いた絵を見て、褒め喜び、優れた音楽に感動し、称える。このような思いは人間の本性でもあり、人の心の美しさです。
 ところが、何かと欠点を探し、あるいは善を悪としてそしりたがる人もないではありません。そのような人を見ていますと、憎むより情けなくなります。
 組織の中にも、人の長所を指摘して褒めずに、何かと短所欠点を加えたがる人がいます。「彼には、こういう良いところがある」といえば、すぐに「しかし彼にはこういう短所欠点がある」と答えてくる。何とも卑劣な人間といわざるを得ない。このような人は「人の短所を上回る長所を見出してやるか、人の短所をカバーする工夫をすることのほうが肝要であることが人間であるということに気づいていない」のです。
 人の短所を探す人は、自分の進歩もなければ部下を伸ばすこともできないのです。
 人の長所を見出せる人は、「自分も伸びれば部下を伸ばすこともできるのです」。このような人は限りない「幸運を手にする」のです。なぜなら自然「周りに人が集まってくるからです」。
 今夜は「にんげん学」大阪講座「老子を読む」ですが、電車がすべて運休となりますので残念ですが「中止といたします」。心学は人様の長所、自分の心の美しさに気づける学びです。来月の大阪講座が無事に開講できますよう祈ります。来月10月2日(火)となっております。
 今日は天候は荒れ模様ですが、心穏やかに過ごしましょう。
  
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。 合掌
※どのようなことでもご相談下さい。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp 相談する勇気が幸運の扉をノックします。