徳は孤ならず

おはようございます。

 久しぶりの下関、関門海峡の汽笛に送られ昨夕新神戸に入りました。二ヶ月、長いようで短い、与えられた時間は貴重、時間は自分では如何ともし難いもの、だからこそ静かに淡々と為すべき事を為す。
 心学の素晴らしい点は、「孤独感に苦しまない」ことがあげられます。孔子は紀元前の戦国時代、貴賤の差別著しい社会の中で「不平も不満も言わず学びを中心に据えて生ききりました」。魂からわき出た真実の叫びが論語
 論語、里仁(りじん)第2、25「子曰く、徳は孤(こ)ならず、必ず隣(となり)あり。」。意は「孔子はおっしゃった、「徳のある人は孤独にならない。必ず寄り添ってくれる人が現れるから大丈夫だ」。
 夢、志を持ち、何とか社会の中で居場所をと思い定めて学び修養しているのですが、ややもすると、孤立無援に感じて心細くなることだってあります、事実私はありました。
 しかし、私に徳があるか否かは別として、比叡山伝教大師様に憧憬を抱き、夢を持って歩み出したことは事実です。時にこの章句と出会ったのです。
 正しい事をしていれば、卑屈になることはないと、この章句を読み感じました。「いつか誰かが共鳴し、手を差し伸べてくれる」のだという教えを信じたのです。そして、心華寺、愛宕寺、各勉強会等々のステージをいただき,多くの同信、師友、共鳴する人びとが多くできました。
 皆さん、寂しいと感じたとき、辛さを感じたとき、この章句を読み口にして、堂々と我が道を歩みましょう。
 ベッドの上にいたとき、ふと弱きになり、この章句に再び励まされました。心学の言葉を心に秘め保つことは希望であり勇気です。それは自分の中にある魂をイキイキと喚起してくれるからです。
 昨夜ご一緒いただきました皆さんありがとうございます。教えに偽りはありませんでした。皆さんが寄り添ってくださるからこそ再開できました。ありがとうございます。来月は10月18日(木)。昨夜のように「キリシマ山荘」さんで元気にお目にかかりたいと願っております。感謝いたします。
 今日は週末、徳を磨き高めましょう。

日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
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