大切に思うもの

おはようございます。

 最近いろいろと考え人生とは面白いものだとしみじみ思っております。私は弱い人間でしたので、従う人生を歩んできました。従ったといいましても、言われたこと、指示されたことの万分の一もできなかったのですが、ただただウロウロと正直に従ってきました。
 正直にというのも、おかしな表現なのですが、逆らえなかった、ということです。それが人様に素直だと受け止められたような感じもしております。このような暮らしを続けておりましたので、多くの人の素晴らしさに接し触れさせていただきました。
 人を用いる、活かすというという立場に立つ方の共通性を私なりに考えますと、「社会の中で、自分はどう生きるかの意志を強く持っているように感じています」。いわゆる「人生哲学」「使命感」です。従い仕え感じたことの一つ、「薫習(くんじゅう)」の教えを少しは体得できたのかもしれません。(薫習= 物に香りが染みつくように、人々の精神・身体のすべての行為が人間の心の最深部に影響を受けること。)。
 いろいろなお方にお仕えし、いろいろなお手本を拝見、身体で感じる。人様や物事に対する対処法。「強い人は往々にして挫折します。それは自ら敵を作るからでしょう」。ウサギとカメの話しでよくいわれることですが、「ウサギはカメを見て敗れ、亀はゴールを見ていた」と。
 皆さんとご一緒に学んでいます老子は自分の人生を極めることを教えています。悠々と無為に生きよ、自分の狭い計らいを捨てよ、上善は水の如し、流れる水の如く、流れる雲の如く、風にゆられるススキのごとく、自由な折れない心で夢を追うことを多くの人にお仕えさせていただき実践の中で教えられたように感じます。
 そしてやはり無為無心にどこにあってもポストにベストが楽しい日々となることを感じました。人生、活かされてこそ能力が発揮できます。我利の理屈で自らの人生を面白くなく、楽しめない人生としないようにしたいですね。どこにいってもポストにベストであれば楽しい道連れの方が大勢できて学ぶことができます。道、教えに感謝です。
 昨日は吉田松陰先生の祥月ご命日でした。自立の年、30才で処刑、辞世の句を紹介します。弟子に当てたものと、ご家族に当てたものがあります。
 「身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂」。
 家族宛、「親思ふ 心にまさる 親心 けふのおとずれ 何ときくらん」。
 私も残された人生が幾ばくかはわかりませんが、松蔭先生が刑に処されると聞いたとき、親はどのようにおもうだろうか、不幸を許してくれるだろうかと、弟子達に書いた辞世の句の勢いを感じるだけに、感極まるものがあります。賢人・先人の情理の深さに読む度に感動し使命感を大事にしなければと思います。
 「人は大切に思うものに出会えれば、それだけで仕合わせだ思うのです」。一日を大切に素敵な休日をお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
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