欲張ると心配が増える

おはようございます。

 「にんげん学」東京講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。毎月お時間をお作りいただきご出席、感謝いたします。自己管理の姿勢が自主性を確かにしていきます、大変でしょうが是非これからもよろしくお願いいたします。
 人間は志を持つことは大切ですが、志を欲をかなえることだと思い違いをしてはいけません。志は「一生を貫く生き方。在り方です」。私は「一隅を照らす。ポストにベスト」の一点。志を欲をかなえることと錯覚、誤った見方をした人の多くは挫折をしています。何か障害に直面したとき、道理に則して考えましょう。
 名を成すとか、地位が人よりも上にあるとか、お金が沢山に出来るといようなものが志ではありません。
 老子22章、「欲張ると心配がふえる」という昨夜の話し。ものを多く持ちすぎますと、どれを用いたらいいのか、迷ってしまいます。夢を沢山持ったりしますと、これまた迷ってしまいます。洋服も同じで、あまり多く持ちすぎると、楽しみではあるが、どれを着るか、惑うことになる。
 記憶力が優れている人や、鍛えて上手になった人は、忘れることができなくなるということで人様との方法論で争いを起こしてしまう人がおります。
 「名選手名監督に非ず」などという諺もあります。記憶力や物事が上手な人は、教えるのが余り上手ではありません。どうしても自分のやり方を押しつけてしまうからです。私の指導に間違いがあるはずはないという欲です。目の前の人を確かに見ることができず、適切なアドバイスを与えられないのです。これは教える方も、教えられた方も不幸になります。
 老子はこのように言っています。「自ら矜(ほこ)らず、故に長たり」。「いばっている人は孤立する」。「いい気になっていると足をすくわれる」と。
 いい地位を得たり、すばらしい功績をあげても、誇ったりいばったりしてはいけない。偉大なことをなしとげても、けっしていばらないで、謙虚であればこそ、親しまれ、尊敬されるリーダーとなると。
 老子は、いい業績をあげたら、その誉(ほま)れは、「一日も早く忘れなさい」。好ましい地位にこだわり、いい気になっていると、人生は、「そこでストップする」と教えるのです。学ぶ必要性を感じなくなくからです。「矜(ほこ)らずに」謙虚であることは、実は「前進への秘訣」だというのです。
 一つのことで何か誉れを受けて、才知と手腕にまかせて、あれこれと手を出しても、ことは実らないのです。自分自身の素質と持って生まれた才能と、好きなことを一つ、コツコツと為していくことを志とすべきです。必ず幸福、生きがい、自分を高めるという喜びを手に入れることができます。そして多くの人の「生き方のお手本になるかもしれません」。
 人生は、ピンチに立つときもあります。時に、欲ではない志を確かにしておれば、ウロウロせずに在ることができるのです。困った事態が生じたとしても、心友が来たるという人生で最も嬉しい味を味わえることにもなるのではないでしょうか。
 生きるとは、このような意味ではないでしょうか。東京地区の皆さん、志を持ち、欲をかかなければ、自然人間として大成します。来月は本年最後の講座です。是非ご一緒に学んで下さい。12月7日(金)会場でお待ちしております。
 明日は心華寺・金港辯財天様「最強のラッキーな参拝日」「月例・幸福開運護摩祈願祭」「七五三法要」です。午前10時おまいりください。七五三を迎えるお子様をご一緒に祝福いたしましょう。自然の摂理として人様を祝福出来る人が、喜びを分かち合える人を多くし、無理なく繁栄、発展を為して行きます。お待ち申し上げます。素敵な土曜日をお過ごしください。
 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
※運命相談。辯財天秘法姓名判断。家相、地相の相談等々ご相談ください。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp。したいけど、できないから相談することの勇気が未来の幸運の扉を開けます、ノックをしましょう。尋ねることを知恵、自明の人(自分に明るい人)といいます。
✩久しぶり富士のお山が美しい姿を見せてくれました。



✩Mさん、毎月美しいお花感謝いたします。勉強会が和やかになります。

Kさん、お菓子を感謝いたします。