三才に生かされて

おはようございます。

　日々暮らして困窮するのは（物心両面において）、やはり己を知らないからでありましょう。教えに少欲知足とあり、この通りに生きることが豊かな人生となるのです。
　人生は自分の思い通りとなっていくのです。何も人様が作っていくのではありません、自分で自分の人生を作っていくのです。思い通りとなっていくという言葉を、よくなっていく、ということに重きを置いてはいけません、自分の思いが善悪で善果となるか悪果となるかが決まるという因果を確かにすべきなのです。
　以前も書いていますが、楽(らく)を願うから苦を生み、楽しく生きる故楽しい人生となる。生活原理は「楽を与えた人が楽しくなり」「楽を願った者は苦を得る」のです。
　楽しむとは何を楽しむのでしょう。それは「教え、因果の道理を愉(たの)しむ」のです。愉しむとは「自分の心の楽しみをいいます」。自分が自分で喜びを感じ、それを愉しむことです。この境地になりますと、決して心境が後退しないのです。大層でオーバーなことを書くようですが、「心の喜びは物財に優る」のです。何故かといえば、「創造する喜び」だからです。
　自然に四季があるように、人生にも四季があります。どのような季節であっても、為すべき事を忘れないのです、それがポストにベスト。努力したとしても、物財に恵まれないこともあるのです。それは何も怠ったからではなく、最近の自然災害で示されていますように、自然は非情です。だからこそ人としての営みを少欲知足を以て建てて行くことが大事なのだと教えに感動できるのです。
　思惑、取らぬ狸の皮算用とは生きない。夢を持つことは大事ですが、それを確かに実現するために何をすべきかの道理を確かにする楽しみを見つけ愉しむのです。
　私たち人間は何一つ作れません。米一粒すら作れない。天地人の三才によって生かされています（三才：天・地・人の3つの才（働き）をあらわす言葉。転じて、宇宙の万物をあらわす言葉）。
　この三才によって私たちは生かされているのです。この自覚を持って私は「恩徳をお返し」させていただくために「ポストにベスト」という人生観、目的を持って歩んでいます。非力であった私が生かされた、ポストを与えられたと自覚感謝すれば、分相応の暮らしをなすことが報恩であるとしみじみと感謝するのです。
　今日は7時20分の新幹線に乗って下関・愛宕寺様に入ります。今日も少欲知足で楽しく暮らしましょう。
　そして心華寺・金港辯財天様では「仏器磨き」の日です。ご奉仕、布施行を行って下さいます皆様留守をしますがよろしくお願いいたします。ありがとうございます。皆様に仏天のお加護がもたらされますことをお祈り致します。
　
世界平和をお祈りいたしましょう。Ｆｌｏｗｅｒ　ｉｎ　ｙｏｕｒ　ｍｉｎｄ・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目：慈悲の心を持つ（思いやりは勇気）・質素倹約（物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる）・謙虚な心（争いを生まない）・一隅を照らす（ポストにベスト）。 合掌
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