方(ただす)

おはようございます。

 「八千枚護摩供」を終え今年も行じることができたことに感謝しております。昨年までは「断食断水」にて行じましたが、今年は断食断水をせずに行じました。修行法があるという事は大変ありがたいことです。
 方法の方を「ただす」と私たちの世界では読ませます。ただ漫然と護摩修法を行ずるのではなく、「己の心を正す」ことが「法」「修行」であるという意味です。初心者の時は法に従い無心に行じようとしますが、繰り返し行ずることで、慣れが出て慢心となり、人間はどうしても惰性になり、自惚れがちとなります。それを「正す」のが「方」、いわゆる「目的を忘れていないか?見失っていないか?」です。 
 修養の眼目の一つが「自惚れを戒めること」「落ち込んだときに自分を見失わないこと」にあります。法は「天道」です。我意がない、我利がないのです。だから、無心になり、護摩法を修し行じますと「利他の世界が現実となる」のです。このような思いとなすのが「人道」です。ところが、「我利」となる「自惚れる」「だから落ち込む事態をまねく」ことになるのです。
 方法は「己を正すことで利他となる」のです。そこに我利が入ったとき法が導く果とはならないのことを知ることです。「因果応報」、因から果までのタイムラグがあることを忘れてはいけません。今日蒔いた種は明日には出ない、悪果も善果も時間を要するのです。だからこそ日々「法を正す」思いが「人の道」として「天道」に楽しく向かい行うことです、それが誠意です。仕事はすべて天道、それを人道に生かすには法に忠実に楽しく対する事です。初心忘るべからずです。人は覚えて下手になる、それは天道に叛いて生きるからです。
 今夜は「にんげん学」小倉講座「老子を読む」本年最終講座です。今年最後の「にんげん学」講座です。会場でお目にかかりましょう。楽しみにしております。
 今日は初心を思い出し年末の一日をお過ごしください。
 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
※運命相談。辯財天秘法姓名判断。家相、地相の相談等々ご相談ください。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp。したいけど、できないから相談することの勇気が未来の幸運の扉を開けます、ノックをしましょう。尋ねることを知恵、自明の人(自分に明るい人)といいます。