人の値打ち

おはようございます。

　昨日「にんげん学」東京講座へご出席いただいています、ベストリハ株式会社・社長・渡辺仁氏にご招待いただきインテックス大阪で開催されました「第8回介護甲子園決勝大会」を拝見してきました。昨年の感動を超える感動。ベストリハ株式会社さんは「不自由な世界を変える」という素晴らしい理念で介護のお仕事をされています。
　沢山の社員さんにも「にんげん学」にご出席いただいております。昨日はありがとうございます。
　7,218社のエントリーの中から、在宅部門3組、施設部門3組の感動の決勝戦。「子供叱るな 来た道だもの 老人笑うな 行く道だもの　来た道 行く道 二人旅　これから通る 今日の道 通り直しのできぬ道」。これは篤信の方の慈悲の言葉です。まったくこの通りだと思います。こうやって字で読み、心として、行動できるようになりたいものです。
　介護甲子園の今年のテーマは「絆」でした。まさしく、私たちは「絆」に支えられてくらしています。愛・慈悲、絆は「感じるもの」ではないでしょうか。私たちは「生老病死」の摂理の中で暮らしています。上に書いた詩も当に「心の絆」を歌っているものです。
　人は「美しいものを美しいと感じる」ことは大切なことです？「美しいものの美しさがわかりませんと、醜いものも見分けられないからです。恥じる心がわかないからです」。
　「悪臭を悪(にく)むが如くし、好色を好むが如くす。此れを之れ、自ら謙(けん)すという」。大学に説かれています。「人は悪臭をきらうように悪事を嫌い、美しいものを好むように善行を好むのが良い。その時に心が満足し愉快に感じるものだ」という意味合いです。悪を「にくむ」と読ませています。これは「きらい」という意味です。誰でも悪い臭いは嫌う悪むという心を持っていて、美しいものを好むという性質があるというのです。
　昨日書きました、天道と人道、私たちに具わっている性質も天道です、無我なのです。ですから無意識に悪臭を嫌うのです。そして美しいものを好むのです。「人に具わった本能、本来の性質に目覚めた方々が介護職に従事しておられるのだと感じ拝見しておりました」。汚れたら美しく、汚いと感じたらきれいにという人の道を実践されている。
　介護を受けておられる方々が生きる希望を失うのは、体が動かなくなったり、様々な障害で悪臭を悪むが如く、というそのままの意識で未来を描けなくなっている。介護職の方々の「愛を感じられなくなっている」のです。
　人の値打ちは「身分の上下、財物の豊かさではありません」。「人の真の値打ちは、心が卑しいか卑しくないかによって決まる」のではないでしょうか。人の道として、「為さなければならないことをしない、汚れていたら美しくしようとしない」、「しないけど、為すことを求め、美しさを求めるこれらが卑しい心という」のです。
　日常の中でいろいろ自分の本能で悪（きら）うものがあります。しかし、それを人に押しつけたり、やっていただいているにもかかわらず、不満や不平を言ったりするのは「心が卑しいからです」。自分の変わりにやっていただいている、あぁ何とありがたいことだと感じる心が「好色を好むが如し」です。それでこそ「真に美しいものを感じているのです」。
　介護職は３Kと呼ばれているそうです。おかしな話しです。美しくそしてサポートされているお仕事が嫌われるということは、とても悲しい現実です。

　人は悪臭を悪むからこそ「美しくしなければという心が真の人の道」だと心学の重要性を決勝戦の6組の皆さんの姿を拝見して改めて感じました。そして「心を養うことを知らしめる重要さを感じ」て帰ってきました。介護甲子園の皆さん、新たな気づきをありがとうございます。「介 護から日本を元気に！介護から日本をつくる！」という目的を大切にご精進ください。ありがとうございます。

　皆さん、皆さんも幸せを感じ、いろいろな絆に支えられていることに感謝する一日を今日は過ごしてはいかがでしょうか。
　　　
世界平和をお祈りいたしましょう。Ｆｌｏｗｅｒ　ｉｎ　ｙｏｕｒ　ｍｉｎｄ・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
※運命開運相談。辯財天秘法姓名判断。家相、地相の相談等々ご相談ください。0774-44-5380。mail：bonsan01@wao.or.jp。相談したときから主体性のある本物の人生が始まります。　　　　　　　　　　　　　　 合掌