人生の要道

おはようございます。

昨夜は思わず手で受け止めようかと思うほど落ちてきそうなきれいな満月、今日はきっとすばらしい天気だろうと思って休んでみれば今朝は雪が静かに降っています。
今日は成人の日、新成人の皆様おめでとうございます。大人としての使命をしっかりと果たすようご精進ください。
責任は「自己責任・自覚」です。
自己責任はまず人様に迷惑をかけないこと、そして社会の役に立つこと、大人として親孝行をすること、そしてご先祖様を敬うこと等々の自覚であります。
「親孝行は人生の要道」。
何事でも要道というものがあります。人生を豊かに繁栄させ安定させるためには肝心要の道があるというのが「要道」。
その大本が「孝の道」です。親孝行を念頭に置いて人生を歩めば自ずと繁栄するのです。
論語「学而第一」第二条に自身が繁栄し周囲を安定させる要道が示されています。
「有子(ゆうし)曰く、其の人と為(な)りや孝弟にして、上を犯すことを好む者は鮮(すく)なし。上を犯すことを好まずして乱を作(な)すことを好む者は、未だ之有らざるなり。君子は本を務む。本立ちて道生ず。孝弟は、其れ仁を為すの本か。」。
意は「有子言う、その人がらが親につかえて孝であり、兄長に対して従順である人には、自分の目上の人を犯ししのぐことを好む者は少ない。又、目上の人を犯ししのぐことを好まないで、叛乱を起こして世間をさわがせることを好む者は、これまた絶対にあり得ない。一体、徳ある君子人という者は、物事の根本に力を尽くすものである。根本さえ確立すれば、自然に道は生じてくる。こう考えてくると、孝弟は、仁道を実現していく上の根本であるというべきであろうか。」。
誰しも人生の目標は安定であろう、安定を実現するのであれば安定させる要道を歩むべきです。その根本こそが孝弟であるのです。
しっかりと私たちは大人として新成人にかかわらずこの根本の道、思いやりの道、仁の道を自覚し歩まなければならないのです。
孝弟を本そして歩めば自ずから自分の進むべき道が眼前に現れ、発想も際限なくわき出て仕事を失うということはないのであります。発想はすべて「思いやりから」生まれるのです。
今日は本年最初の「にんげん学」合同講座午後2時から心華寺で行います。上に立つ者は「風」であり、風でなびくのが下にある若者達です。リーダーとして素晴らしい社会の風を吹かせるためにも先人である私たちからまず本年も学びを実践して参りましょう。
時代を読む感性を磨くには学ぶという理性が大事です。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌