及ばざるが如く

おはようございます。

昨日は朝から風が強く雨、台風のような一日でした、
そんな荒れた日でしたが研修生の皆さんも午前に無事元気に帰られました。
今朝は雨も上がり青空も見えております、強い雨で被害が心配ですが何も無いことを祈ります。

本当に感謝ですね、沢山の方々が心華寺を選んで研修においで下さる、考えも及びません、ひたすら感謝です。
及ばないということで、論語、泰伯篇に「子曰く、学は及ばざるが如くす。猶之を失わんことを恐る。」という条があります、
意は「孔子言う、学問というものは、たとえて見れば、前方を行く人を後から追いかけるようなものである。人に追いつこうとする時は、なかなか追いつけないばかりか、その人を見失う心のあせりがあるものである。学問もそれと同様で、追いかけても追いかけても追いつき得ない気持ちで一心にやっても、それでなおその目標を見失いがちなもので、なかなか目的に到達することはむずかしい。」ということです、

これは、かくの如く困難なものでありますから、なお更に孜々として努力せよと教えたものです。
何事にも言えることですが、習得する事はとても大事です、それ以上に習得したことを失わないようにすることが本当の習得といえるのです。
それには何が必要かといいますと、習得という字が示すように「習慣」が大事です、習得した事を失うことの無いように日々続けることです。

人生を中途で貶めるようにする人は皆この事を出来なかったからです、慢心したといってもよいでしょう。
努力して身につけた人にはこのようなことは少ないのですが、利口と呼ばれる人の類にこのような人が多く見られます。
才あると考えている人は才に溺れるのです。

私の場合は才はあれども?及ぶことが出来ずにゼイゼイいいながら追いつくことに必死の毎日です。
東京地区の皆さん元気に行きますので「にんげん学」の会場でお会い致しましょう。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。       合掌