心を引き継ぐ

おはようございます。

8月1日、今月もよろしくお願い致します。
愛宕寺の前住職の命日の昨日、沢山の方からご焼香をいただきお墓参りもご一緒いただきました、ありがとうございました。
暑い中ご焼香のために足を運んで下さる、強い感謝の気持ちが無ければ行動とはなりません、先人から学ぶことは多くあります、また多くのことも引き継ぎます、その中で最も大切にしなければならないのが「こころ」を引き継ぐことです。

物や形が成ったということは「こころ」の結晶であり、物や形を引き継いでも「心を引き継ぐことがなければ」あっという間に雲散霧消してしまうこととなります。
物や形が次の物や形を産み出すのではありません、「心が物や形を産み出す」のです。気持ち意識を強くして行動しなければどんな物や形があっても無くしてしまいます。

行動は意識、思い、気持ちがベースですから精神を引き継ぐことがなければ行動とはなりません、行動がないということは意識がないということです、必要と感じていませんから必然的に必要性のない物は滅び去るのが運命なのです。
私たちは欲だけで感謝の気持ちや意識もなく物質や形を受けついでも早晩失うことを忘れてはなりません。

お勤めをしておられる方の中で必要とされる人とされなくなってしまう人がおります、これも同じ事です。
先輩から仕事を引き継いでそれを感謝することなく受けついでも強い意識、行動となりません、結局は受けついだ仕事を失ってしまうからです。

先人から現在の私たち、そして私たちから後人へというこの構図はこれからも変わりません、感謝をし一番に大切な「こころ」を受けついでいくということを大切にしたいものです。
今日は八朔、農作物への感謝と豊作を祈る日でもあります。今日ある事への感謝を改めて致しましょう。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。       合掌