施餓鬼(せがき)法要

おはようございます。

今日は愛宕寺での「盆施餓鬼会」です(心華寺では明後日)。
ご先祖様を「慕う」こころは誰にでもあることでしょう、またこの「慕う心が無ければ」お家の繁栄は無いと言っても過言ではありません、これからでも遅くありませんので施餓鬼のお申し込みをしてください。

お正月とお盆にはご先祖様が帰ってきます、この時にご先祖様の「依りしろ」としてお祭りする事がなければ「継続は無い」のであります。今日、明日、明後日と「形は変化しても」形を継続する「慕う心」を無くしてはならないのです。

年の初めとちょうど真ん中、山で言えば「峠越え」がお盆であります。この峠を無事に乗り越えてこそ日々の安泰が又あるのです。寒いときと暑いときいずれも厳しい最中です、この厳しいときに「お陰」を思う心が大事なのです。

人は厳しさの中で「恩」を感じられないようでは何事のことも「成し遂げられない」のです。辛いとき厳しいときは「怨」を思うのが多いことでしょう、「恩」はなかなかに思えません、
しかし自分が厳しいときに先人の厳しさを乗り越えた「恩」を思うことが出来ないようでは話にならないのです。

先人も様々な厳しさを乗り越えて私たちの今日があることを思わねばならないのです。是非お参り下さい、恩を慕う心こそ盤石の繁栄の礎になるのです。慕う心のない者に、慕う人などは出ては来ないのです。
この世の真実は「因果応報」だからです。

報恩の行為はいくら行ってもし尽くすということはなく、行えば行うほどに盤石となるのです。
お盆に踊る盆踊りは「大地を踏み固める行為」であり「霊を鎮める行為」でもあり、家の「土台を踏み固める」踊りでもあるのです。

日々仏壇の前で感謝することの大きさを思いましょう、そして施餓鬼の功徳を大事にしましょう。
過去の恩を慕い、現在に精進し、未来に夢を持つ者ならば「先祖報恩の施餓鬼は当然の行為」なのです。形には心が伴うのです。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。       合掌