言葉の力

おはようございます。

台風が前線を刺激して九州では豪雨、被害が出て本当に気の毒としか言いようがありません、お見舞い申し上げます。
昨日東京から帰り京都で夕方講演でした。日頃法要や研修、にんげん学や講演で私は話をさせていただいております。
時に心がけているのは「言ったことは行い、行ったことを言う」ということです。そしてお釈迦様や先人の「言葉」や「行跡」を例によく話しをします、このことは「目標」として上げているのであって、私自身が完成者、覚った者ではないことを自覚理解しているからでもあります。
先日オーム真理教の教祖、麻原彰晃こと松本智津夫被告の死刑が確定しました。宗教家として人が人の命を奪うと言うことは疑問を持ちますが、世法から考えたときやはりと肯くしかありません。
「にんげん学講座」を始めた動機がオーム事件でした。「神や仏の名を用い冒涜する罰当たりな人間に」一人でも惑わされることのないようにという気持ちです。
言葉は私たちに大きな「勇気と力」を与えます、しかし言葉は「自身を正す」ためのものであり、人を欺くものではありません。
誤った指導者は「言行一致」をせず「己の未熟さを憚らず」言葉の持っている「力」だけを大音声に叫び我欲を満たすのです。
一般の人は正直で素直です「言葉をよくする人は偉大だ」との「思いを持っている」のです。何故でしょう、一般の人は「自分が出来ていないことを口に出さない」からです、そんな恥知らずをしないのが一般の人なのです。
それを教祖と類する人は「逆手にとって口にする」のです。それが一般の人からしてみればどれほど偉大な人なのかと思わしめてしまうのです。
さらさら自分で行おうとしていないわけですから「どんなことでも言える」のです、「恥ずかしい」などという言葉すら存在していないのです。
言葉は偉大です、私たちに大いなる勇気と力を与えてくれます。だからこそ皆さん自身が言葉に忠実に行動するようにすれば「騙される」ということはないのです。
今日も夕方講演です、力強く元気に話したいと思っております、自分を欺かず人を欺かずに。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。   合掌