怒りを他に移さず

おはようございます。

昨日東京の「にんげん学」講座から帰る途中は良いお天気でしたが寺に帰りお昼を過ぎた頃から次第にお日様が隠れ寒くなり、雪国では雪が降っているのではと思わせるような空模様で、寒い日となりました。
東京では意外と温かく着る物に心配するほどのことではなく歩けば汗ばむようでしたが冬のお天気は分からないものです。
今日は日曜で学校が休みですので誠澄の懺悔練行にお子様連れの三家族が随喜をしています、素晴らしい経験体験となることでしょう。
昨晩から雨が降り出し夜中には雷が鳴ったりと大変な空模様の中ですが、歩ききって欲しいと念じております。
人生を歩むにおいて誰しも苦を願っている人はおりませんが、しかし時としては苦難は来たるものです、避けがたい時もあります。
時に社会を人や周囲を恨むことなく歩むことが大切です。
先日の東京の「にんげん学」において論語「雍也篇」を学びましたがその中の条に「怨みを他に移さず」という「語」がありました。
何事の結果も縁、人の助けで得られることは皆さんも御承知の如くです、良い結果を得られたときは人様や周囲の人に感謝することは勿論のことです。逆に悪い結果、おもわしくない結果が出たときの次の行動が大事なのです。
良くない結果を得たときには往々にして私たちは責任回避を計るものです。その時「他に怒りを転嫁しない」ことが「学びであり、修行でもある」のです。
私たちは経験や体験から学ぶことが多いのです、又経験体験から学ぶことが大事なのです。
知識を真実の知識とするには実践から学び「修正することで完成に近づく」からです、人生はこの事のくり返しといってもよいでありましょう。
学ぶとは「自分を見失わない」ということなのです。見失うようなことでは自分を自分で損なうという最も悪い結果を導くこととなるからです。
そのような愚かを行ってはならないのです。今日歩いている子供達が成長する過程において何事かの問題に直面したときに、人様を恨むことなく、自らを反省し学びをくり返し素晴らしい人生を確立してくれることでしょう。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。     合掌