餅つきと子供の躾

おはようございます。

昨日は幼稚園で餅つきがありました、ペッタンペッタンと美味しい音、子供達の喜ぶ歓声、聞いているだけで楽しくなります。
小僧時代の五斗にも及ぶ正月用の餅つきの大変さも思い出し、餅つきは威勢があっていいものです。
「子供と餅はこづけばこづくほどよくつける」という俗諺はご存じでしょうか。今日のような虐待は厳に戒め許すことはできませんが、子供を「躾ける」こと「型に嵌める」事は大事です。
世相を見廻しますと「教えざる罪」を感じます。
子供は邪気の無さが長所であります、その長所は短所ともなり辛抱は教えるべきでしょう。
餅をつくときは蒸した米を最初からつきますと、バラバラと飛び散り、ねばりがないためにつくことができず餅になりません。だから最初は「こづき、粘りを出してからつく」のです。
子供を育てるのも同じです、教えるには教える前準備というものが必要です。厳しく優しくです、この順序が大切です。
キチンと自分を調えることが出来てこそ教えることが出来るのです。
座ること一つ、姿勢を正すこと一つ身近なことが出来なければ不自由を感じるだけです。「三つ子の魂百まで」、自我が目覚めれば体で感じる「辛いこと、苦しいこと」は避けてしまいす。大人でも一緒でしょう。
以前も書きましたが、「躾」とは縫い物で使う「しつけ糸、しつけのまち針」から来たのが語源です。反物を着物に縫い上げるときに、着物の形にして強制的に折りたたみ、それで「しつけ」をしてから縫い上げて着物となるのです。
それで「身に美」と書き「しつけ」と読むのです。
子供は何が正しくて、何が悪いのかは最初はわかりません、それを解っている親が「しつける」のが「躾」なのです。だから大人が先ず正しさに自身を日々「躾る」ことを怠らず、子にしつけを施すべきなのです。
研修生の皆さんも雨の中、昨夕元気に帰っていきました、年末に向かって忙しくなることでしょうが、元気に仕事をして良いお正月を迎えて欲しいものです。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。     合掌