分かち合う喜び

おはようございます。

昨日は朝は降っていなかったものの一日中雨、これからは冬空が続くのでしょう、今朝の空も曇っております。
そろそろ研修生の起床時間です、今日も冬空に負けずに勤めます。
年末助け合い運動が行われております。赤い羽根募金や色々な名目で募金運動がなされております、これはとても良いことで協力を僅かですが機会ある毎に行っております。
「分かち合う」事は大変素晴らしいことです。この事は何も物やお金のことばかりではないでしょう。一番はやはり「こころ・思いを分かつ」ことが大事ではないでしょうか。
人は人と「同じようにありたい」と願う喜びがあります。また共にあって欲しいという喜びもあります。
今日まで家や会社、国が存続してきたことを考えれば理解されるでしょう。
ために「どうあるべきか」が大事です。
夢を託されたり、相続者になる方を見ておりますと「尊敬の念」があることを感じます。「論語・顔淵篇」に、
「子曰く、君子は人の美を成し。人の悪を成さず。小人は是に反す。」という条がありますが、
「こころを分かち合う・分かち合える」人となるには「どうあるべきか」をみることができます。
意は、「孔子言う、君子は人に美点長所があれば、その美点長所を助けのばして成功させるようにする。又人に欠点なり悪事があると、これを諫め補い、又場合によってはそれを世間の人の目から庇って、その人の過ちの出来上がらぬように努めて行く。
然るに小人は、これとは全く正反対の行き方をする。すなわち人に美点長所があれば、嫉んでその出来上がることを妨げ、又世の人に知られないように画策する。万一、人に短所悪事があれば、或いは更にそそのかし、或いは又わざとそれが世の人に知られるように努めて行く。
これが君子・小人の、他人の善悪に対する態度の相違である。」
考えさせられる語です。
これによって見ますと、君子の居る所には人の美が出来。従って、一人の君子があることは、その人一人に止まらず、天下の美を集めることとなり、
一人の小人のおることは、その人一人の害を天下に残すことの外に、衆悪を集めることとなる。
君子・小人の僅かな心の持ち方の相違が、極めて大きい結果を生むものであることを思わねばならないのではないでしょうか。
自分を創る事がいかに大切かです。研修生の皆さんにも美を創る社会人であって欲しいと念じてお話しをさせていただきます。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。     合掌