無事が一番

おはようございます。

一週間ぶりの宇治の朝、寒さはさほど感じませんが曇りでポツポツと雨が落ちてきました、昨日今年最終の新幹線の道中も混雑無く無事帰ることができました。
無事、これが一番です、一生懸命目標に向かって努力はしたが叶えることが出来ずとも、無事であった、これが一番の富で宝でしょう。
今年の大河ドラマでの山内一豊に妻千代が戦に行くときにかける言葉、「無事これ功名」、真偽の程は別としても、夫を送り出す言葉としては最高です。
事が成らない原因の一つに「焦り」があるでしょう、今日ほど物が溢れ豊満な時代では自分の手柄ばかり考えては「存続」すらおぼつかないのではないのでしょうか。
昨日「無二の親友」であった友人から久しぶりに電話がありました。風の便りで彼の会社が「倒産」したと聞いており、倒産前に電話があったのですが、倒産後は音信不通、
お歳暮が届いていたので御礼の電話をしたところ、奥さんがいたので、電話をかけるように言づてをして、夜遅く電話があり、「無事が富み」だと話をしたら、涙声でした。
切磋琢磨しながら学業半ばで互いに進路が分かれ彼は実業の世界、私は僧侶の世界と、分かれて数年で彼は人が憧れるほど成功者となり、東北でも名が聞こえるほどに、
還暦を目の前にして還暦の通り、振り出しに戻った親友、一月に仙台に講演があるので、その後山形に帰ったら会おうと約束をして電話を切りました。
皆さん人生は「遠山無限碧層層」です。山あり、谷あり、風雲ありです。人生設計をし、真っ直ぐに歩んで、それでも夢を見続けること、親友の身に起こったことを我がことと考えるとまんじりともしない夜でした。
無事が一番、夢を見ることが出来ます、今正に全て「冬枯れ」、どの木に花がいっぱい着き、実がついたのかはもう分かりません、「冬来たりなば春遠からじ」、人生にも四季はあるのです。
何もなかった時代を考え、今日も明日を夢見て精進します。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。        合掌