あけましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。

除夜祈願を済ませ、新年の「あらたま」をお迎えします護摩を修し、「年越し」をご参拝の皆様とご一緒して「新年明けましておめでとうございます」の挨拶を交わし、新たな年を言祝ぎました。
昨年から一日経っただけですが「新年」、この一日が偉大な一年の幕開けです。元日の朝を元旦といいます、元旦は年一度しかありません。
「元」は私たちの頭を表している字で、頭、かしらです。「旦」は一は地平であり、そこからお日様が昇った姿で、朝を表し、故に元旦は一月一日の「初日の出」を意味し、元日の朝しかないのです。
ですから元旦に朝日を拝むことは一年の始まりを感謝し祈ることであり、格別な意味合いがあります。正月の朝は一年の初めとして特別な意識でお日様を拝むことが大事なのです。
一年の無事であることを「お天道様」に祈る、そして「人事を尽くす」覚悟を決めるのです。
順調な季節の循環がなければそれはそれは大変なことです、畏れ敬う心を持って感謝することは「人としての勤め」、ここ数年間の天変地異を見ればそれはおわかりのことでありましょう。
自然に祈り、神々に祈り、ご先祖様へ感謝し、昨年までの皆様の心が家族、友人知人、同僚、色々な方への「相変わらないお付き合い」をしていただくことへ祈るのです。「本年も昨年同様相変わらずにお願い致します」という、間違いの無いように心からお願いすることが大事です。
当たり前と思っている事への「感謝」が重要です。当たり前のことに対しての感謝がなければ何事の生産もないのです。この事実、現実に気づかなければなりません。
お参りをいただきました皆様に「年越しソバ」をいただいていただき、新年のお祈りを終え席を改め皆様と「お節」をいただき新年を祝し、先ほど皆さんお帰りになり静かになりました。
少し眠気はありますが、日の出にご来光を拝み、諸堂の参拝、ご先祖様への感謝の祈りをして元日の朝までの予定が終わります。
又新たな一年のスタート、相変わらずに、そして新たな目標への実現へと確実に前進して参りましょう。
皆様の一年のご多幸をお祈り致します。本年もどうぞ変わらないご縁を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
今夜は大成功した「初夢」をご覧になって下さい。私も皆様が幸せになった夢を見るつもりで今夜は休みます。
明日、二日は新年最初の「月例幸福初護摩祈願祭」を午前十時から行います、是非お参り下さい、法要後は楽しい奉納コンサートもあります、楽しい歌を高らかにご一緒に歌って一年の門出と致しましょう。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。     合掌