全て良しを求めない

おはようございます。

久しぶりに風邪をひいて熱、考えてみればこの道に入って朝のお勤めを休んだということは初めてのことかも知れません。熱があり身体がだるく動けない、起きることもままならない、こんなことは初めてです、皆さんもお大事下さい。
これまでは代わりが無いからやらなくてはと考え無理をしても何事もこなしてきたのですが、どうやら考え直す必要があるようです。
今朝は少し回復してきましたので、明日には治るのではないかと思っております。
「事上磨練(じじょうまれん)」現実の体験から学び次のステップアップを図るということです。体調を悪くするということはこれからもあり得ることで、悪くして仕事や周囲に迷惑のかからないようにする準備を講じるということが大事だということを大いに知りました。
ケースバイケースということは知ってはいても目標を達成するにはこの事が本当に大事であります。目標がハッキリしているからこそ、感情に左右されてしまうのはよくありません。
研修生も昨日帰りしばらくは静かになります。最後に来て体調を崩したこともそうですが、反省をしっかりして次に活かしたいと思います。
一番この期間で良かったと感じたことは、「全て良かった」ということが無かったということです。最後に体調を崩し、反省点が多くあったということです。「十分の勝ち、全て良かった」からは反省は生まれず、慢心が生じるからです。
今年も昨年度より研修生の人数が多く来ていただきました、その事は大変良かったと感謝しております。しかし何事も無く、良かった、良かったで終わっていればきっと慢心が生じたのではないかと考えさせられました。
誰しも事が上手くいくことを願っていることは間違いにないところですが、何事も全てよし、全て悪しという偏ったことはなく、良かったことの中でも、もう少し「こうすれば」という問題点はあるはずであり、また悪かった中においても「良かった点は」あったはずです。
事の結果からは「誉めることは誉め、良かったことは良かったこととして、何か無かったかと反省する」、また悪い中でも「よかった点を認める」という心が大事なのです。
でなければやる気があっても慢心を引き起こし、またやる気を無くすという事態を引き起こすからでもあるからです。
反省のないことほど恐いものはないということを改めて実感した今回の研修でした。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。      合掌