温習

おはようございます。

研修生の皆さんも帰り久しぶりに静かな昨日、幼稚園の入園式ということもあり、親子の微笑ましい姿を見てふと母親の事を思い出しました、研修生に子供時代の話をしたからかもしれません、日曜日にご近所のIさんが私の風邪を気遣ってお見舞いに来てくれたという優しさに触れたからかも知れません。
母親は良くこのように私に話しておりました「コツコツと一生懸命に働け、働くに追いつく貧乏無し」と。
貧しい家庭でしたので母親はこの「言葉を信じて」日々働いていたのだろうと今思えば納得もし、ひたすら働いていた母親に孝行することもなかったことへ寂しさと口惜しさもあります。よく働く母親でした、お陰で今日があります。
昨日「お温習(さら)い」という語を書きました、「おさらい・お復習い」です。習ったことを心の中でくり返し反芻し温めて学び日々行うことです。最近はこの「温習」おさらいという言葉を使うことは少なくなってきたようですが、私は大好きな言葉の一つです。
母親の言葉を忘れずに心に温めて行ってきたことも「お温習い」です。
論語にも「温故知新」の語としてあります。くり返し行い身体にしみ込んだ教えが、ある時「あぁこういうことだったのかと」爆発した如く理解ができ、ありがたくて感動するときがあります。
「お温習い」教えを温めるという言葉は本当に良い言葉です、日曜日には統一地方選挙がありましたが、国を良い方向に向かわせるためには良い政治家を選ぶことはもちろんのことですが、私たち一人一人が先人の教えを「心に温め感謝する心を養う」ことが平和で素晴らしい社会を作るものだと信じております。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。      合掌