一期一会

おはようございます。

昨日夕方に170名の研修生の皆さんが帰り今朝は曇りのせいか小鳥たちの鳴き声もあまりせず静かな朝を迎えました。
新人の方ではありませんが今日も午前から一泊二日の研修です、新たな気持ちで取り組みます。
研修の最終日にいつも薄茶を皆さんに差し上げ利休居士の「一期一会(いちごいちえ)」というお話しを致します。利休のお客さんを迎える一貫した姿勢が「一期一会」というスタンスです、だからこそ利休が亡くなって四百年を過ぎた今日でも「茶道」としての存在があるのでしょう。
これから多くの人と関わり合う人生どんな人に対しても同じスタンスで「出会い」をして欲しいと願ってのことです。
一期とは「一生ということ」で、一生の出会いは「一度の出会い」に「全て」があるという精神です。だからこそ「出会いを疎かにしない」ということです。
縁とは「奇縁」です。思議を越えた世界が「出会い」だということです。計らいを以て出会うことは計算、打算であって、そのような出会いからは長くそして大きな展開に至るような出会いはあり得ないでしょう。そのようなことで出会えるのであれば、ウロウロしている人は少ないのです。
奇縁だからこそ大切にする、毎日出会う人に対しても「節度を持って、礼儀を持って出会う」ということが大切なのです。日常に一度の出会いを大切に、という変わらぬ精神で出会ってこそイキイキと胸躍らせる人生が展開されることを私は信じているのです。
今日の出会いも「一度の出会い」と考えお迎えしたいと思っております。
昨日お帰りになった研修生の皆さん元気にご活躍下さい。
今朝も新たな気持ちで多くの人の幸せのためにお祈りします。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。      合掌