袖すり合うも

おはようございます。

今朝の宇治は曇っております、風もあります。昨日の朝の東京は強い雨、最近の雨は何か恐い感じがします、人間の行動に天地が怒りを表しているようにも思えます。
昨日夕方宇治に帰りました、一宮の「にんげん学」に車で行きましたので本来ならば一宮から車で帰ってくるところなのですが、車は寺まで持ってきて貰い新幹線で帰ってきました。
昨日午前中に東京の「にんげん学」にもご出席いただいておりますOさんの奥様の17回忌法要を執行させていただいたからです。夕方にお寺にお客様があったため車に乗って帰りますと間に合わなくなるため、車を持ってきて貰うというお手数をお掛け致しました、ありがとうございました。
Oさんとは20年来お付き合いをいただいております、縁とは偶然であり、必然であると私は捉えております。最初のお付き合いはOさんの奥様と電車の中で偶然お出会いしたのがきっかけでした。
電車の中で意気投合し何度も東京から宇治まで足を運ばれお参り話しを聞きにと何度も何度もこられたのです。それが17年前突然にお亡くなりになりました。
生前に奥様が何気なくお話しになっていたのでしょう「もし私が死ぬようなことがあったならば心華寺の和尚にお経を上げて欲しいと」、そのご縁で私がお葬式を執り行うようになって今日までご家族ぐるみでお付き合いをいただいております。
戒名もつけさせていただき、心華寺でも毎月命日にはお経を上げさせていただいております、そして昨日でした。ご冥福をお祈りします、仏縁とはこのようなことを言うのではないでしょうか。
「袖すり合うも他生(多生)の縁」です、人として出会いを多くある中で人様とのお付き合いをこれからも大事にしなさいよと亡くなられた奥様とOさんご一家から改めて教えられた昨日の法事でした、この思いを大切にしなければと感じ新幹線の中で静かに考えておりました。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。   合掌