ままにならないから

おはようございます。

今朝は下関・愛宕寺です、梅雨空の中宇治を発ってきました。今年は水不足が心配されますので被害のでない程度に降って欲しいと念じております。
心華寺から出るときも雨が降っており、電車に乗っても降っておりましたが何かホッとするような気持ちで雨を眺めておりました。気持ちによって景色が変わることを味わいながら下関に入りました。
天気も人生もままにならないことは重々知ってはおりますがやはり希望は持ちたいものです。何事も「ままにならない」事を知って事を進めていきますと意外と上手くはいくものなのです。
何でも思いのままという考え方は余り安易すぎてよろしくありません、また傲慢に陥るようになり結果人との和を乱しせっかく築き上げたものをダメにするようにもなります。
楽観的に考えることは余りピリピリとせず宜しいのですが、これまた準備不足となりやはりよろしくないでしょう。
〝ままにならない〟と考えて事を進める長所は準備を怠らない、「ひとりよがりにならず」に「報・連・相」をしっかりと行うということでしょう。そうしますと迷惑をかけるということを少なくし、人様の「能力を活かす」ということにもなるのです。そして喜びの共有感が生まれるのです。
ままにならないことを知っておりますと、徳利で以て人様と接するようにもなり、やはり人様の利を考える、活かすことが「信頼に繋がる」からです。何でも思いのままという考え方からは「我利、己の利欲」しか考えませんから、最初はその強いリーダーシップに魅力を感じるかも知れませんが長続きはしません。
花の時期は短く、実のなることも時間を要します、ままにならないくらいが確実であり、そして長期的に物事を考えられて繁栄の持続・継続が叶うのです。
「ままにならないことを知って」人様に感謝し積極的な人生を送りましょう、明日は愛宕寺で午前10時から「月例幸福護摩祈願祭」積極的にお参り下さい。幸せは祈りから心の安定からもたらされます、何故かと言いますと「お陰様を実践」するからでもあるのです。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。   合掌