恩は忘れてはならない

おはようございます。

二泊三日の「少年少女親子塾」無事昨日午後三時半に終え元気に皆帰って行きました。子供たちの忍耐には敬服します、お寺での研修を受けたことのある方なら「ほんと、ほんと」と肯くのではないでしょうか。
子供でも耐えることはできるのです、人は年齢では無いのです。参加者全員の子供たちに感謝の思いがいっぱいです。ありがとう、みんな。
三日という短くも長い日でしたが子供たちと一緒にいたせいか先月田舎に帰ったときの兄(次兄)の言葉を思い出しました、おまえが体を悪くし入院したとき俺が迎えに行った(私は虚弱体質だったので健康体になるため蔵王温泉にある、ある施設に五年生の時に入り、強くなるどころか腎臓を患って帰ってきた)のだ、という話を思い出したのです。
記憶にない世話になかった話です。次兄と私は10才以上年の差があり当時すでに兄は仕事をしていたと思います。子供は自分のことで精一杯です、人のために働くなどということは意識もしていないので記憶にさえないのでしょう。
良きにつけ悪しきにつけ幼少時の話を聞くのは改めていいことだと思っております。どれほどの人にお世話になって成長してきたのかの軌跡を知ることができ、これからの在り方にも気づくからです。
良い意味でお世話になったことは忘却の彼方であり、逆に嫌なことは記憶にあるものです。このような観点からも幼少の頃の思い出は聞くべきだと先日の帰郷の折に思ったところでした。
人がもしお世話になった事柄をもう少し記憶にとどめておくようであれば良い方に人生も変わっていくかもしれません。「受けた恩義は忘れてはならない」という言葉も最近になってようやく「なるほど」と思うようになった次第です、遅きに過ぎた感はありますが、気づかされました。
お盆ですのでご先祖様への感謝の思いを新たにするということも大切ではないでしょうか、弟子の誠澄は走り回っております、ご苦労様です、私は監督です。
今夜は「にんげん学」京都講座お休み中でしょうが心の中に涼風を吹かせるためにもご一緒に学びましょう、会場でお待ちいたしております。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌