行動から言葉へ

おはようございます。

現在の状況を良い方向に変えようとする場合にはやはり一番に「自分が変わる」ということが大事です。この行動がなければ「現状打破はない」と思われます。
言葉は非常に便利ですが往々にして言葉が先行しますと「できたつもり」になる虞(おそ)れがあるからです。「行動から言葉」という順序が大事です。
「人を変えることは至難の業」ですが自分を変えることは可能です。自分が変われば自ずから人も周囲も変わるのです。
私たちの日常生活の中で一番多いのは前にも書きましたが「作務(さむ)」です、整理整頓、掃除です。このことがなぜ大事なのかと言いますと「行動の気力を養う」ことにあります。また仕事の「準備・前段階」でもあるのです。
先日書いたことにも通じるのですが「何気ない日常の中に喜び」を感じることがなければ行動はしていても「心ここにあらず」で「ただ呆然と過ごして」しまっているからです。
「表だったこと、目立ったこと」にしか価値を見いだせないようであってはどんな仕事に対しても「価値を見いだせない」のです、価値を見いだせない故におもしろみも湧かない、楽しくないから「工夫にもならない」ということです。
やっつけ仕事になって仕事をしている故に「経験知・体験知」とならず、呆然と過ごしていることに等しいのです。
評価を高くと望んでいるとするならば余計に「何気ないことに喜び、価値を見いだすべき」なのです。それにはやはり何気ないことに喜びを見いだすように「心がける」必要があるのです。
私たちの修行の根幹に「作務」を置いているのはここにあるのです。修業時代に作務をきっちりとできなかった人は推して知るべしなのです。ですから仕事に「価値、不価値」を決めているようでは発想にも行動にも「気力」が湧かないのです。理由は簡単で「喜びがない」からです。
何かを変えようとしても行動が変わらなければ何もならず、思いがあるだけに社会に対して不平不満しかならないのです。行動力を身につけるには普段の行動が大事だともいえます。
何事でもやはり「行動力」が大事なのです。その行動力を身につけ養うためには日頃の仕事の中で喜んで仕事をし、そのことによって良い結果が出ることを自身が体感することが大事なのです。人は「体感し知ったならば忘れない」のです。
それが「心のシステム化」なのです。
そのことを自然に日々行うことによって人に影響を与え周囲が変わっていくのです。「行動から言葉」を大切にしましょう。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌