疑わずまっすぐに

おはようございます。

寒さはありましたものの好天の中「採燈大護摩法要」を終えました。お参りいただきありがとうございました。祈り信じ合う心できっと素晴らしい社会となることでしょう。
沢山の信者さんに早朝からお参りお手伝いをいただきました、感謝申し上げます。ご近所の皆さん、また遠方東京、岡山、名古屋等、東西南北から駆けつけてくださいました、ありがたいばかりです。
11時に大護摩壇の前で皆さんの大願成就の願文を読み上げ、九事を切り点火、しばらくして大きな煙が龍の如くにくねりながら大空へ舞い上がる。
大空を心願が届くようにと祈りながら見上げれば、遙か彼方真っ青な雲一つ無い空に飛行機が浮いているように在る、正に不動明王の化身となって大日如来の元へ突き進む如くでした。
佳境に入り皆さんへのお加持、沢山の方が真摯にそれぞれの幸せを念じ頭を垂れ祈る姿は美しく、御仏の加護が約束された時でもありました。
採燈大護摩法要に欠かせない役に山伏行者の方々がおります。法要前日準備に来ていただいた大先達は87才、現役の大先達、元気そのもの。
準備も終え大先達としばしの会話、和尚さん、もうこちらへお手伝いに来てから29年ですよ!と、しみじみと語ってくださいました。行者さんの人数よりお参りの方が少なく(最初は行者さんと私で11名、お参りの方は5名ほど)、それでも続けることが出来たのはやはり御仏の功徳ですね〜と、懐かしく話をしました。
人生には思い悩んだり、つまずいたり、行き詰まったりということがあります。その時に祈り信じ合う者は「疑いの心を起こしません」。
愚かなことは「自分を疑う」ことです。信じて歩んできたことで悩んだり、つまずいたり、行き詰まったときこそ「自分を信じる」ことです。
周囲もまた疑ってはいけません、信じ、祈って上げるべきです。お互いが信じ祈り合えば一時傷ついても、回復が早いのです。自分も周囲も疑えばそこにとらわれ、回復を遅くしてしまうのです。
天は心に疑いを持たない者に「味方する」のです。人も又同じです、失敗は望んでしたのではなく、行動すれば成功失敗のいずれかであることを知り、まっすぐに心を透明にして歩むことです。
心をまっすぐにするにはまっすぐな道を示してくれた「仏の道に沿い歩む」ことで可能となります。
それを私はまっすぐに信じ、祈るのです。今日も愛宕寺にて午前10時から力強く皆さんと祈ります。もし現在まっすぐな気持ちで歩むことが出来なくなっておられる方がいましたら、是非一度訪ねてください。
昨夕新幹線に乗り外を眺めていたら早朝のお月様と同じようなところに大きな夕日がありました、お月様に変わって昼は照らしたよと言っているようでもありました、まさに大日如来の加護、思わず手を合わせ一日の感謝を捧げました。

世界平和をお祈りいたしましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。        合掌