高言しない

おはようございます。

今年も残すところ二週間をきりました、精一杯精進して参りましょう。思わしくない結果であったとしても後悔はしないことが肝心。
過去は戻らず、未来は来たらず、今です。
懸命にやって結果がどうであれ為すべき事を変わらずにやるということが大事です。結果にこだわり茫然自失となることが一番よくありません。
私は弱虫で気の弱い人間ですから出来る限り「潔く」をモットーにしています。蛮勇を慎むということです。
過去を静かに振り返りますと蛮勇を出して言葉で勢いをつけて事を行おうとしていた時期がありました。
行動前に余り景気の良い話をしないということです。弱い人間ですのでどうしても行動前は負けまいとして理想、自分がこうあったらいいなという話をついついしてしまうのです。
弱みを見せたくないという反動から出た言葉です。
この反動から出る言葉に気をつけなくてはなりません。強がりを言ってしまう、結果できないという結果を己で導き、落ち込むという最悪な状態を生み出す。
「こうあったらいいな〜」ということは大事です。しかし「高言しない」、秘めて行動すること。秘めて大胆に行動することが肝要です。本気で自分を強くありたい(自分に)と思っているのであればなおさらです。
今日一日、今日こそはという強い思いを持って行動する。
基本は常に自分自身です。自分自身の立てた目標に自分が負けない、時間がかかっても必ずなし遂げるという気魄。
ところが行動前に高言してしまい、時間が来て出来ていないという現実がきますと、悔しさだけが残り、折角目標を立てたことを遂行しないまま中途で投げ出してしまうこととなるのです。
目標は達成するに越したことはありません、しかし失敗のあることも事実です、これが真実です。真実を真実として認識しているかどうかも問題になります。
失敗して落ち込む人を見ますと、失敗もあるという真実の認識が欠落しているようにしか見えません。
今年も様々な結果の出る時期。このときに客観的に自分を見ることが無ければ、過去にこだわり、せっかく今まで体験経験して得た知識や技術が無駄になることを知って欲しいと思います。
体験、経験から得たものを未来に生かすことこそ大事なのです。いつも申し上げますが、論理を感情論としていないかどうかをしっかりとすべきでしょう。
そのために論理を着実に実践していくことです。高言をせず、言ったことを行い、行ったことを言う、この実践を確実にすることです。
会話をし興奮しただ知識を口に乗せ話す戯論(けろん)は慎むべきです。
楽しい会話をするなと言っているのではなく、「知ったかぶりをするな」と言うことです、お間違いの無いよう。

○戯論・知っていても行わないことを言う。戯れに話しているだけのこと。

世界平和をお祈りいたしましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。        合掌