感傷的な1日

おはようございます。

「にんげん学」東京講座ご出席の皆さんありがとうございました。来月もよろしくお願いいたします。来月は日程が変わって7日です、お間違いの無いようにしてください。
Tさん誕生ケーキありがとうございました。銀座の美味しいケーキ、ケーキ以上にTさんの心の味を美味しくちょうだいしました。
昨日は夕方までたっぷりと時間がありましたので40年前に人生の一歩を踏み出した場所清瀬に行ってきました。時間は過ぎ去ることの実感、大事にしなければとしみじみ。
池袋から西武池袋線清瀬に、駅も様変わり、周辺も、昔日の思いではメーン通りだけ、住み込みで働いていた牛乳屋に記憶をたどって歩く、周囲の建物からは何も思い出すこともなく、多分このへんだったと思った場所は、牛乳屋は無くビルに、思い出は心の中にしか存在しないことを知りました。
夢を持ち、希望にあふれ踏み出した人生、当初の人生設計とは違うこととなりましたが、旅立ちの原点、忘れてはならないといつも思っています。
住み込みから離れてアパート住まい、当時もおんぼろアパート、あるはずはないとは思いつつも行ってみる、やはり面影も何も無し、よく通った銭湯の煙突だけが寂しくも誇り高く建っている、行って良かったと思う1日でした。
「過去は戻らず、未来は来たらず」、だからこそ今を大事に、思い出すときは悔やむことを思い出すことの無いようにと清瀬の駅から去るとき町にお礼を言って帰ってきました。
東京の「にんげん学」講座のお世話をしてくださるNさんが練馬に住んでいますので迷惑を顧みず電話で誘い出し池袋サンシャインビルの58階のレストランで食事をしました、眺めの良いのは素晴らしい、目の前を遮る物がないということは何と素晴らしいことでしょう。
食事の前に是非にとビルの側にひっそりと立っている「平和の碑」という大きな石に刻まれている場所にNさんから誘われて頭を下げてきました。本の巣鴨プリズンの処刑場跡地です、何の由緒も書かれていない、歴史を闇の中に押し込めたようにも感じ、涙がこぼれました。
人生は必ず誰かが責任を負わなければなりません、責任とは「善を行う」ことです。難しいことですが私たちの日々の生活の中で責任ある生き様をしましょう、自分の楽を考えるようなことではなく。
食事を終え散策しながら護国寺へお参りしました池袋から30分くらい歩きましたでしょうか、立派なお寺でした。
手を合わせ歴史の少ない心華寺を思い、紀元前からの教えが自分の中に脈々と生きているという確かな誇りを新たにしなければと社会への一歩を踏み出した場所へ行き、歴史を経てもなお立派に存在している寺を拝み、責任をとって処刑場の露と消えた先人の心ははかり知ることはできずとも、懸命に生きたであろうことを思い、これまでの日々への感謝、これからの在り方を大事にと祈る1日でもありました。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌