遠い昔に思ったこと?

おはようございます。

先日東京へ出た時清瀬に行った話は書きました。牛乳屋に住み込んで働き学校へ、朝早く起き牛乳配達、学校へ行った途端お休みタイム、寝ずに何とか授業をとは思うのだが、意志より体の方が強く、勉強というよりも寝に行っていたような半年、これではいかんと当てもなく悩んだことを思い出します。
お金がないから牛乳で腹を満たそうとがぶ飲み、お腹はピーピー、睡眠不足と体調不良、頭の中は茫然自失、何が何だか分からない状態の中で何とかしなければというあせる思いだけ、一緒に志を抱いてがんばっていた友と話だけは盛り上がる、情けなさでいっぱい。
食べるため、生活するためだけの生活だけはしたくない夢は叶えたいという漠然とした強い思いだけはいつもありました。
何をするにも障害となるのはお金、生きることの辛さを始めて知ったときです。夢を捨てて生きよう、夢を忘れて働こうと何度も思いました。貧すれば鈍する、気持ちがだんだんと落ち込み、何とかしなければの思いも薄れてくる。
働くことは素晴らしいことです。でも自分の目指すことを失いたくないという思いは追い込まれれば追い込まれるほど強さを増しました。
働く中でできた友、お世話してくれたご主人、皆さん良い人たちばかりで楽しさが日に日に増してくる。でも学校へ行っても自分の意志が弱かったためzzz・・・寝てしまう。
現実生活と夢の葛藤、夢がだんだん遠のいていくように思う中での仕事での楽しさ、埋没してしまうのではという、あせり。
学校は自分の実力と同じペースでは進んではくれない、学校のペース。悲観に暮れて何もかも捨てて生きようと思う日々。
でも夢は捨てたくない、どうすればどうすればという中で「仏道」という道に出会ったのです。
夢を実現するには辛抱の大事も知りました。夢に向かっていてもお腹はすき、暑さ寒さ、雨をしのぐ家も必要、志を失わないために耐える強さの必要も知らされ、現実に埋没してしまう迷いも知りました。
比叡山に入る前に大切なのは何なのかをおぼろげながら知ったような気がします。世間は皆一生懸命に生きていることも、だからこそ自分の好きなことにまっすぐに生きようと考えたのです。
成功とは何ぞやと質問されたら私はただちに「夢に向かう人生・自分の意志に嘘をつかない人生」と答えるでしょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌