窮すれば変ず。変ずれば通ず。

おはようございます。

昨日は午前中から強い雨が降り桜の花を叩いていました。自然は優しくも厳しいものだと雨に打たれる桜の花を見て一人物思いにふけっておりました。
雨を眺めていましたら「窮すれば変ず、変ずれば通ず」という言葉が頭に浮かんできました。
「困ったときにこそ進化のチャンスという話し」。
自然を見廻しますと大きな環境の変化によって様々な進化が起きました。私たちの進化も変化の中から生まれます。
安定を願って日々目標を目指しているのが私たち。このこと事態不安定だからです。自ら変化を望んでいるということでもあります。
このことから何が見えてくるのでしょうか?。「不安定が安定であり、目指す意欲の中にこそ安定がある」ということです。
私たちは外の刺激、縁、出会いを受けて「夢、志とします」、人生の目標とするのです。
何物も得ていないとき、社会に新たに一歩を踏み出したときには「ひたすら目指すことに意欲を燃やします」から、どんな困難な事態があっても結構乗り越えられるものです。
そして幾多の困難を乗り越えてある程度の地位や会社の規模を作っていくのです。
一旦何か手にしたり、地位を得ますと変化を望まなくなり安定を願うのが私たち人間でもあります。
宇宙は創造変化の連続、これが真実です。
真実から観ていきますと安定はあり得ない、ということになります。
そこに先日書きました「端楽(はたらく)」が人生だ、周囲のため貢献し続けることが人生だと気づきましょう。自分の安定を願えば駄目になるのです。
安定は宇宙の摂理に反していると言ってもいいでしょう。ここにせっかく築いてきた地位や会社を失う原因があるのです。
人生の出だしで何が行動を起こすきっかけになったかをよぉ〜く考えましょう。外の刺激、縁、出会いです。
そして「無から有を得た」のです。変化から安定を望んだことを思い知るべきです。何も持たなかったからこそ「やる気が生じた、やる気を起こした」のです。
外の刺激を受け「自分の気持ちを動かした」のです。「どうすれば」「どのようにすれば」と「自問自答して」進化を計ってきたのです。
自分で率先して自ら行動したからこそ事を成したのです。
信用も何もない、「無い無い尽くしだからこそ」、人の手も借りずに、人の助けもなく、自ら動いて成し遂げてきたのです。
ところが少し地位を得たり、部下が出来たり、社員が増えたりしますと、自らの「行動をしなくなる」のです。
変化、行動こそ大事であると自ら行動してきたにもかかわらず、指図に走ったり、言葉の勢いだけで仕事をした気持ちになり、自らの行動を停止してしまう。
行動がない、停止ということは自然界では「死を意味します」。
最初に行動を発心したことを思い出してください、外の刺激を受け、縁から、出会いから「発心」し、行動したはずです。
表現を換えて言えば「困った、窮したから」です。
会社や地位を失う人は「困っても窮しても変じなくなる」からです。今までの「成功譚」があるからです。
実践し、学んで今日まで来たにもかかわらず、学ぶことを忘れてしまった。それは「変ずる」ことを忘れてしまったのです。
否、最初から物事の道理を知らずに目標と思っていたのかもしれません。目標と思っていたことが「欲であったことを知らなかった、気づいていなかった」端楽を知らなかったのかもしれません。
宇宙の真理は変化の連続、変化だからこそ安定があるのです。目指すことこそ安定なのです。
「窮すれば変ず、変ずれば通ず」。私は利口な人間ではありません、ありませんから何かにぶつかれば素直に左右いずれかに方向を変え、「そして目標に向かってきたのです」。
人生の成功とは何でしょう、「続けること」です。
働く場所を作ること、働く事です。それが社会貢献であり、人間の生命が継続されていくのです。それは「生死の繰り返しといっても良いでしょう」。花が咲けば散る、という摂理。散るからこそ「育てるという摂理、愛情」です。
上り坂にかかればゆっくりと、下り坂に向かえば慎重にです。
社会が不況になれば縮小、そして次の準備をするのです。
変化が有ればこそ進化が出来ることを知りましょう。不安定なればこそ、夢も希望もやる気も起きて力がわき出るのです。
人の力を借りるのは「ヒント、発想」。仕事や、物や、お金ではありません。
仕事や、物や、お金は外に求めるのではなく、自分自らの「心に求めてこそ生まれる」のです。
それが行動力です。何も無い無い尽くしの時誰も相手してはくれなかったことを思い起こし、どんな状況、環境の中であっても、変化を心の内に求め創造することが「窮すれば変ず、変ずれば通ず」となるのです。
安定を願って死に体になることを知るべきです。安定のために仕事しては駄目になることは早晩間違いがないのです。
困ればこそ発想となるのです。
また明日から二泊三日で70名を超す新人の皆さんの研修が行われます。彼らにもこのようなお話しをしたいと思っております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌