忙中閑(ぼうちゅうかん)

おはようございます。

今日から一泊二日の新入社員の皆様の研修があります。今日は80名、普段の研修より一日少なく、少ない分一層大変でもあります。
しかし好きな緊張感、しっかりお話ししたいと思っています。また今夜は「にんげん学」京都講座、皆さん会場でお待ちしております。
今週は今日、明日と研修、今夜は京都、明後日は大阪、17日は一宮、18日は東京と「にんげん学」講座が続きます。
新人の皆様の研修がありましたので日程が立て込んだためです。しっかりと今週は気合いを入れて行動しなければと思っています、年寄りの冷や水といわれないように。
「忙中閑ありの話し」。
おかしなものでしっかり忙しく仕事をしておりますと、逆に「心の余裕」が出来る。それが「忙中閑」です。
仕事とは字の如く「仕える事」。
仕えるとは皆さん、誤解しないようにしましょう、仕事は「万民のためになる」ことです、ですから「天に仕える」ということです。
私はこのように「仕事を捉えています」。結果「人様にも仕える」、狭い世界、狭い心にならないようにしましょう。
このように考えて行動しますと「目の前の人のことで行き詰まらない」。
四書五経の「中庸」にこのようなことが書かれています、「論語」にも同じようなことが書かれています。「仕事が忙しくなる人、繁栄する人は日々どのような生活姿勢を以て行っているか」ということです。
とても簡単な事柄。「親に考、兄弟に忠」です。親に仕えることの出来る人間、兄弟に尽くすことの出来る人間が「仕事を繁栄させる」と書かれているのです。
この「忠孝の心を社会に推し進める」ことで「何ごとでも成功する」と書かれているのです。
この行動精神は「やらされているのではなく」、「主体性」であります。
社会にあっては「上司にも、同僚にも、後輩にも仕える」もちろん「仕事先の人にも」です。
率先して行う。このような姿勢であれば仕事は増えるばかりです。学ぶことにも事欠かず、準備することにも事欠かず、後片付けにも事欠かず、最初から最後まで仕事を行えるようになるのです。
このような精神で日々を過ごせば自ずから忙しくなり、忙しいということは「集中することとなる」のです。
精神が「尽くすということに集中していれば」人生大きな間違いは起きないのです。そして「精神的にゆとりともなる」のです。
何故でしょう「信頼感を得る」からです。
ですから一層「忙中閑あり」、周囲に「気持ちを奪われず」主体性、集中力が増すこととなり、多くの仕事の中から「ヒント、発想が湧くこととなる」のです。
尽くしてもらって「喜ばない人はいません」、そうなれば「人の心を掴むこととなり」いろいろなヒントをいただき、次の仕事の準備も出来るようになるのです。
「いわゆる情報が入る」。
このように仕事と為すには「先ず仕える事」が大事なのです。それを続けることで心にも余裕が出来てくるのです。
いつも書いておりますが「いつまでやるのという質問は愚問です」、答えは「やり続ける」のです。
仕事は一つ出来たからといってそれで終わりではないからです。
姿勢、生き様とは永遠に続けるからこそ「姿勢、生き様なのです」。新人の皆様には先ず「徹底的に仕えることを勧めます」。
もちろんこのことは経験豊富な先輩諸氏でも同じ事です。
そうすればどんなに忙しくとも「心を亡ぼす、忙しさに振り回されることはありません」、真実「忙中閑あり」となり、心静かに日々を過ごすことが出来るのです。
今週も元気に明るくお仕事いたしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌