大欲を持つ

おはようございます。

昨日は一日快晴、気分爽快、元気に150名の若者達が入山しました。お昼からは暑いくらいの陽気でした。
過去は戻らず、未来は来たらず、今が大事なことは分かってはいますが、人は過去を振り返るものでもあります。
振り返ってみますと苦しかったことが楽しく思い出されるのが不思議です。逆に楽しかったことは沢山あったはずですが余り思い出せません、これまた不思議な気持ちです。
振り返って考えますと苦しいこと、嫌なことが良い経験、良い体験になっていたことの証明なのでしょう。
今現在苦しみ、嫌なことに直面している人があるとすれば是非乗り越えてください。乗り越えることがなければ思い出にはならないのではと思えるからです。
振り返って苦しかったことが楽しい思い出になっていたとしてもこれから先苦しみが無いのかと言えばなくなりはしないはずです。
しかし苦しみを味わおうとして歩んでいるのではなく、歩んでいる中に苦しみは起こることも分かって来て、苦しみが当然だとは考えてはおらずとも立ち向かって行けるようにもなるのです。
そのような気持ちになるにしてもやはり歩み出した最初に苦しみを乗り越えるということが大事であろうと、体験上感じてはいます。
新人の皆さん方にも今の苦しみを是非乗り越えて欲しいと願っています。
先日「にんげん学」東京講座に初参加のOさんに懇親会の席でこのような質問を受けました。
「欲は持ってもいいのですか?」という質問です。
答え「大いに持つべき」。
私の云う欲は我欲では無く「大欲」です。
「大欲を持つ話し」。
欲は「情熱の本ですから大いに結構」、欲の無いようでは情熱も出せません。しかし「我欲ではなくやはり大欲」。我欲からの情熱では結局は駄目になるからです。
何故我欲では駄目か、それは事がならなければ自分のこととして途中で投げ出すからです。自分のことだからいいや、何か他を探せばいいや、と放棄してしまいかねないのです。
大欲は「家族や、周囲の人、社会の多くの人を幸せに」ということです。
私たちは仕事をすること、働(端楽)くことによって生活を支えています、また支えられてきました。
この簡単明解な現実から「何を受け止めるべきでしょうか」、それは「生かされている」という極々当たり前のことです。
この観点から「仕事の安定を図っていく」ことが見えてくるはずです。この仕事の安定こそが「大欲」なのです。
自分が現在仕事で苦しんでいるのであれば一層安定した仕事とするように「大欲を持って」仕事に精励すべきなのです。
そのためには「苦を苦と考えずに」その「苦を楽に変えるには、どうすべきかの工夫の本とすべき」なのです。
現在の苦は大いなる大欲の原点であることを思って今の何倍も仕事の工夫をすることなのです。
「我欲からは発想は生まれません」、「大欲からこそ工夫発想が生まれるのです」、このことをよぉ〜く肝に銘じて今日からの仕事に対してみてください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌

お知らせ
7月6日の「大般若転読会」チャリティコンサートに出演します演歌若手のホープ「北川 大介」さんが今夜8時、NHK総合テレビ「歌謡コンサート」に出演します。
ルックスのある素晴らしい若者、心華寺でのチャリティコンサート前に是非ご覧になってみてください。再拝