行動にはブレーキをかける

おはようございます。

研修も一段落がつき、愛宕寺で振り返っております。今年も沢山の企業様が述べ3、500名の新人の皆さんを派遣くださいました。
研修生の皆さんに帰りますとき必ず言っている言葉があります。「何かあったらご相談ください」という言葉です。
「人間の行動は先ず制御する話し」。
私たちは行動するとき先ず頭の中、意識の中に於いて何を思うかと言いますと「失敗したくない」という意識です。アクセルを踏み目標に向かうのですが、それと同時に「ブレーキもかけている」ということです。
その意識が成功へ導いたり、失敗を招いたりする事となります。また学ぶことをしたり、悩んだりする事ともなるのです。
ですから私たちは「制御する無意識があることを知るべきです」。
で、どうするかです。
この心理を知ったとき「心の中をさらけ出す」、さらけ出す「相手を持つ」ことです。私たちの世界では「師」でありスポーツの世界では「コーチ、トレーナー」です。
戦国時代の多くの武将は軍師を持っていた如くです。
一般の方々はこの「師を持とうとは余り考えない」ようです。それは「心」というものを余り問題にしていないのかも知れません。
メンタルという言葉はよく使われていますが、使っているだけで「直視していない」のではないでしょうか。
心をさらけ出す相手がいなければ他に方法が無いのかと言えば、あります。どのような方法かと言えば、いつも書いておりますように「原理原則を持つ」ということです。
行動すれば必ず結果が出ます、その結果で人は喜び、悩むのです。
結果の良否は、原理原則に従ったか、従わなかったかです。良否いずれにしても「反省が必要です」。この反省という行為を現実に行うことです。
しかし私たちは多くの人と共に社会生活をしています。そして「言葉で一喜一憂する」のです。そこで大事なのはやはり「言葉による確認」です。言葉を「頼りとしているという認識」です。
その言葉を発してくれるのが「師、コーチ」です。
目指す世界を持っているために私たちは「迷う」のです。目指すものを持っていなければ迷わないかと言えば今度は「彷徨う」こととなります。彷徨うのであれば迷った方がいい、「迷いは必ず本に戻れる」。
確認を自分の心に求めたとしてもやはり「迷うのが人間です」。一人稽古では上手くはならない、自己満足だけで結局は世界が広がらない。
そこで「心を開いて、言葉を聞く」ということも大切な自分の人生を確立するために大事な方法なのです。
人に相談する、悩みを打ち明ける、これらの行為は「弱い者のすることと誤った認識の人が多い」のではないでしょうか。
この「考え認識が過ちなのです」。
何故私たちの無意識に「制御装置が着いているのでしょう」、それは「成功するため」であり、「失敗しないため」です。
そこで「相談、チェックをする」ことが本当の制御であることを知ることです。
恥をかきたくない、失敗したくないと思って、せっかく大きな目標を持ちながら行動をせずに悶々としてしまい、行動に到らず、悩んでしまう、落ち込んでしまう、という結果を招く、これではよくありません。
成功したい、目標を達成したい、失敗したくない、恥をかきたくないという「思いが強ければ強いほど」学ぶ、心を開く、相談する、師を持つということの大事が見えてくるのです。
メールもしてみてください、相談もしてみてください、必ずヒントとなることがあります。時間があれば寺にも来てください。ためらいが成功への大きなパワーだということを知って行動を起こしてください。
相談することは恥ではないのです。弱い人間でもないのです。
今夜は「にんげん学」小倉講座、ご一緒に心を開いて学びましょう、自分の人生の成功のために。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌