人を疑わず、自分を疑わず

おはようございます。

爽やかな5月の風と相反し、自分の心が騒ぐときがあります。
この世は思いの通りには成らないと分かってはいますが、やはり「分かって欲しいと思うのが人情」、思い通りに行かないときは嘆くしかない。嘆きましょう、そして落ち込まない。そして又やり直す。
嘆いてどうなるものでもないのだが、途方にくれるのも事実、やはり嘆いてしまう。このような心理は付き合いが深いと考えていればいるほど大きいもの。
これも試練と思いやるしかないのです。
「正しいと思って行動し、結果が悪く出ても人を自分を疑ってはならない話し」。
世間は今日から連休、寺はいつも開店、一生懸命やっています。明日は第一日曜、心華寺では「月例幸福護摩祈願祭」午前10時からです、是非休日を活用してご家族でお参りください、心のオアシスを持ちましょう。
一生懸命お仕事しているのは皆さんも同じでしょう。この一生懸命がくせ者です。
一生懸命やればやるほど視野狭窄、視野が狭くなる傾向となることに注意です。
人は人との会話に於いてよほどのことがない限り正面から「反論」しません。それは「嫌われたくないという無意識が働く」からです。
ですから会話が弾むこととなる、そこで用心です。
人を信じることは大事、先ず「信」から人様との付き合いは入るべきです。人を信じる以上に自分が「信義に立っている必要性があります」。
信義とは「言ったことを行い、行ったことを言う」。
人様を信じることと仕事が成立するということとは「次元」が違います。ですから会話が弾んで即仕事が成立という図式には成らないのです。
私たちには「立場」というものがあります。立場とは「置かれている地位や境遇」です。その事に配慮をして話をするということが肝要なのです。
それは相手ばかりではなく、自分も同じであり、何ごとの決済も出来るということではないのです。
話は上下前後左右に気配り目配りしてこそ会話が煮詰まってくるのです。
ここに気づかないまま話をして結果話が流れるということに成ったとき「相手を疑う、方法を疑う」ことが最も最悪な状況、事態を引き起こす結果となり、「縁を切る」ということにもなり、「話の決裂、縁を切る」という二つの悪い結果を出してしまうことになるのです。
このような事態を引き起こすことにならないために、「心理」を学ぶ、「思いやりを学ぶ」ことが必要です。
私たちは一生懸命に仕事をしているために自分のことばかりを考え勝ちになります。一生懸命に誠意を以て話したにもかかわらず結果が上手く行かなかった、それは人様の「置かれている立場に対する配慮の無さ」から生じることにもあるのだ、ということを知って、「縁を切らない」ようにすることが大事なのです。
一生懸命にやったのにと相手を怨んではならず、疑っても成らないのです。疑いの心で新たに次の人と出会っても上手くは行かないからです。
疑心暗鬼が対人関係の中で最も良くないことであり、自分の今までの経験までもつぶすことにも成るからです。
全て相手があって上手く行かないのです、だからこそ「ぶれずに」しっかりとした対応をすれば「相手は借りを作ったと感じ」次の機会の時は素晴らしいチャンスとなって返ってくることになるからです。
常にプラス思考をしての一生懸命が一生懸命なのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌