奉仕から徳を磨く

おはようございます。

心華寺「月例幸福護摩祈願祭」連休の中お参りありがとうございました。
五月晴れの中、護摩を修しますと皆様の祈りの熱気と陽気で汗が噴き出し、素晴らしいお護摩でした。
祈りは本当に心が安らぎ力がみなぎり未来への活力が湧いてきます。
昨晩は研修の忙しかったときお手伝いに来てくだされた皆さんと共に楽しい夕食をご一緒しました(因みに焼き肉食べ放題でした、皆さんごちそうさまでした)。
昨日の月例祭時も信者さんのお手伝いがあって催しが出来ております、寺ではその多くが皆さんのご奉仕で成り立っています。
またお手伝いをしていただくことで社会の皆様にご奉仕の世界の素晴らしさを知って欲しいと考え、皆さんにご協力のお願いをして賛同していただているということもあります。
「徳は本、利は末、奉仕から徳を磨く話し」。
誰しも「未来志向」をします。将来の姿を描く、将来を思う、当然の気持ち意識。花が咲いたり実が稔ったりするのはどこにするのでしょうか、「先」、「末」です。
このように「本末」を確かにすることが大事です。
「本がなければ末がない」。
本とは「心」、末とは「行動、結果」です。本から行動、結果に至までの「意識のプロセス」が大事なのです。
以前にも奉仕の重要生を書きました。
何故奉仕が大切かと申しますと、明快に「従うという点にある」のです。物事というのは自分のことを自分で行う場合には「自分なりの考えが許されます」、また自分の考えでやります、当然です。
ところが奉仕は「相手に沿う、従うことが第一」なのです。ここが重要なポイントなのです。
奉仕から何を「気づくことが出来るか」といいますと「相手が喜ぶように事を運ぶ」ということ、「相手に気配りをする」という「無意識を学ぶことができる」、
「呼吸を知る」ということです。
奉仕は「自分の利を考えません」、「相手の利のみを考える」のです。
そこで「気が養われる」のです。
表現を変えますと「我を捨てる」ということでもあります。
現代の悩みの多くは「我による悩み」が多くをしめます。
自意識、自我を持つことは大変重要なことです、重要ですが、この「自我が悩みを生んでいる」ということに気づくべきです。
成果社会、結果主義、自由社会では当然の帰結かもしれません、しかしこのことが悩みを多くしていることを知ることは重要なことです。
そこで自我を「どう考えるか」、自意識を「どう考えるか」です。
私は自我を「自分の成績を上げると考えていません」、
どう考えているか「手伝う、奉仕」すると「考えている」のです。
主体的に従うという喜び、主体的に奉仕する喜びに目覚めることで、逆に自分が発想も出来ないような仕事や機会に恵まれていくこととなり、結果多くのチャンスを得ることとなると考えるのです。
我を捨てて人生に取り組む、我を捨てて生きるという積極的な「法我・大我(ほうが・たいが)(自我を昇華した世界)」に目覚め、大いなる自由を得てイキイキと活力を以て人生と対することが可能となるのです。
徳とは才能を他のために生かし喜ぶ無意識のことでもあるのです。
是非ご奉仕の中からこのような徳のあることを体感してください。あなたのご奉仕は不特定多数、あらゆる人を喜ばすこととなるのです。
必然そこからは繁栄が待っています。
子供の日の今日、お子様とご一緒にご家族で奉仕に来てみてはいかがでしょうか?。
明日は連休最後の日、夕方は「にんげん学」大阪講座、連休明けからしっかりと仕事をするためにもご参加くださいお待ちいたしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌