着る物で

おはようございます。

昨日お昼前からシトシトと雨が落ちて来て今朝は強く降っております。梅雨の季節ですから雨は当然なのでしょう。何ごとも当然と思って受け止めれば納得がいくような気もします。
これは自然が相手だから思えるのかもしれません。人様が相手であれば何でも納得出来て受け入れることが出来るかどうかは難しいかもしれません。
「着る物が変わると意識も変わるという話し」。
私の普段着は作務衣(さむえ)といういわゆる労働着です。普段お勤めをするときには浄衣(じょうえ)という比叡山の北嶺回峯行者(ほくれいかいほうぎょうじゃ)の着る真っ白い衣。
回向法要の時は色のついた衣、坐禅の時は墨染めの衣といった具合にその都度に衣を変えています。
中身は自分自身に変わりはないのですが着る衣によって意識が変わるのです。これは自分でも驚きで不思議に感じています。
皆さんもこのように思って洋服を着ているのではないでしょうか。
最近ゴルフをするようになって衣や作務衣以外に洋服という変身する着物が一つ増えました。
皆さんがオシャレをする気持ちが何となく分かります。オシャレ、身だしなみはとても大事です。
古人は「体は心を表す」などとも言いました、やはり「体、身なりは意識を表すもの、意識を変えるもの」で、とても重要なことです。
高級な物を着る必要はありませんが、やはり仕事や相手によって着る物を変えるという事は大事です。相手に与えるインパクトが違うからです。それよりも何よりも自分の意識が変わることを肝に銘じ、着る物を大切にして対人関係を作るということが大事です。
私は日々の意識を高く強くするのに大事なことがもう一つあります。それは「頭を剃る」という身だしなみです。
着物を着る度に意識を新たにし、頭を剃るたびに意識を集中し為すべき事をなすという固い決意を日々行っているのです。
着物を着るということは寒暖から身を守る、エチケットマナーに反しない、オシャレをする等々の大事もありますが、一番はやはり「意識を正す」ということにあるのです。
着る物に恥じない行動、オシャレに恥じない行動、身だしなみに恥じない言葉こそが大事なのです。そうしないと見かけ倒しとなり恥を多くすることとなるのです。
何ごとも形は大事です、中身が伴うよう日々精進を怠りなくしましょう。今夜は「にんげん学」大阪講座、大阪地区の皆さん会場でお待ちいたしております、オシャレをしてお出かけください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌