目の前の情に引かれる

おはようございます。

「にんげん学」一宮講座ご出席の皆さんありがとうございました。復習をしっかりと行ってください、皆さんとご一緒の音読も素晴らしいですが、独り静かに音読するのもいいもの、心にしみこんでくるのがわかります。
7月は10日(木)です、梅雨の季節ですがこの雨が心を潤す雨だと思い元気にお過ごしください、来月も元気にお会いいたしましょう。
今日は中部地区「心に華を咲かそう会」主催、第六回・チャリティゴルフコンペ、昨夜はどしゃぶりの雨でしたが、今日は洗濯日和になるという予報でホッとしております。
お互い優勝を目指し、チャリティ精神を大いに発揮していただき沢山の愛をお願いいたします。ゴルフ場へは充分にお気を付けてお出かけくださいますよう。
「目の前の情に引かれる話」。
私たちは日常生活の中さまざまな現実を体験、様々といってもほとんどが仕事絡みの出会い。
現実に目の当たりにしていることと話だけの世界とでは意識、感情が違うということを知ることも大事です。
話だけであれば断れることでも実際の問題となると断れなくなるということがあります。この微妙な感情の意識のぶれが人間関係に大きなポイントとともなります。
このぶれを少なくし、信頼関係を大きく、また関係を失わないためにはどうすればいいのでしょうか。
それにはやはり普段の会話での自分の思いが重要です。「思いを行動としているか」、「言葉を真から思考のベースとしているか」です。
人様と話すときどのような思いで話しているかです。
誰しも希望や夢、目標は持っています。これをただ行動もせずに戯論(けろん。戯れに言っている、話している)としていないかということです。戯論とは「知っていても行動としないこと」。
戯論的生き方をしていないか、思考を土台として行動実践を普段から行っているかということです。
言行一致しようとの強い意識を持たずに人様と話していますと、どういう意識、感情が働くかと言いますと、常が希望的観測で行動をしておりますから、「安易に返答」するのです。
このような在り方は理性と感情のバランスが調っていないということですから、感情が優先してしまうということでもあるのです。
そこからはどのような問題が生じるのでしょう、「出来ないことを約束してしまう」、「出来ると思ってやってしまう」という問題です。
理性が強くてもこれまた人間関係は上手く行きません。それは情が無く理性にばかり働きかけて自分の思考であっさりと引き受けたり、断ったりとするという弊害が生じるのです。
ではどうすれば良いんだということになりますが、人情にも厚く、理性にも強くありバランスを整えることです。
そのために言行一致の精神で日々在ることです。
このようにあることで人様との会話は情があっても甘えない、理性があっても相手に優しく、自分に厳しい楽しい会話とできるのです。
そうしますとお互いが切磋琢磨する間柄となり、妙なきな臭い会話となることを防ぐこととなるのです。
言行一致は言ってみれば「欲望を断ち、道理に順って夢と希望、目標を達成しようとする意識」だからです。そこには欲につけ込まれるということも無く、自身が欲に惑わされるということも無くなるのです。
人間性の豊かさとは道理に基づき人情豊かに「出来る出来無いを判然として」お付き合いすることなのです。
人は熱い物に触れば身を避けるのが自然であり、困った人が在れば助けるのが自然でもあります。だからこそ困るような事態に至らないように互いが切磋琢磨する人間関係を築き上げることが真の人間関係なのです。
目の前のことで左右されない人は一人もいません。もしも左右されないような人であるならばそれは人とは言えないのかも知れません。
今日のチャリティゴルフコンペを行うに当たっても目の当たりにしたからこそ行動となって皆様のご協力を仰いでいるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌