一人を大切に

おはようございます。

月曜日からお一人の研修を行っており今日午前中で帰ります。一人で研修に来られた、その勇気に敬意を感じます。
私も叡山に登ったのは一人、勇気がいりました。遠い思い出ですが、緊張で身震いしたことを思い出します。一人の縁を大事にしたいですね。
「一は万物を生じる話し」。
積小為大(せきしょういだい)、小さな積み重ねが大となす、肝に銘じたい語です。
どこにチャンスがあるか、誰がチャンスをくれるのかなどということは分からないものです。だからこそ自分の「思考、観念」が大事、「先ず確かな自分を磨く」。
「蝶 無心にして花にとまり 花 無心に蝶を呼ぶ」、花は無心に咲いています、そこに蝶は無心にとまる、寄ってくるのです。この詩は良寛禅師の詩、感銘します。
私も無心に心の花を咲かせたいと日々念じ精進しているつもりです。
私は出会い全てが可能性のチャンスだと捉えて縁を大事にしています。毎日お参りに来られる方は皆さんお一人です。研修の場合は大勢ということの方が多いのですが、人間、数の多少に惑わされてはなりません。私たちは常に一人なのです。
効率で物事を考えて縁を疎かにするという人をよく見かけます。大小、多少が人生の確立に繋がるなどと「縁も得ない前に考えてはならない」ということです。
人間を伺い、値踏みをするような嫌みな人間に人は寄っては来ないのです。
誰しも良い縁に廻り合いたいと思っています、しかし「その前に」自分が人様に対して「良い縁であるかどうかが問題」です、「あなたのために」という強い思いを持っているか否かです。
自分を磨くこともせず、思い、感情だけが良い縁を願ったとしても無理な話で、縁があっても役には立てないのです。
無心に己を磨いたときにあなたの側には多くの人が集まってくるのです、その事を肝に銘じ日々己を磨くことを忘れないようにしましょう。そして仕事に当たれば無心に人様のことが考えられるのです。
そして無限の可能性の扉が開かれるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌