随所に主

おはようございます。

昨日お昼から55名の研修生の皆さんが笑顔で帰られました。緊張から解き放たれた開放感、充実感、大切にして欲しいと願ってお見送りしました。
9時過ぎには二組の研修の皆さんが方が入山、今日の夕方まで、土日と休日返上で本当に頭が下がります。
嬉しいことがもう一つ昨日愛知のWさんが早朝5時前に研修があるからといって午後3時までお手伝いくださいました、たとえ半日でもという気持ち、心意気がとても嬉しいことです。彼の行動に恥じないようしっかりしなければと背筋を伸ばしています。
「随所(ずいしょ)に主と為す話し」。
所に随(したが)って主と為す、人生の主人公は誰でもなく自分です。それを忘れてはなりません、ですからどのような場所に在っても「どんと胆を据えて在るべき」です。まっすぐに立ち向かうということです。
私たちは情況や環境、仕事の相手は想定はしていてもこちらの都合の良いようにはなっていないものです。
ですから普段から「胆力(たんりょく)を鍛えておく必要がある」のです。胆力を鍛えるためには何が必要かといいますと、私で言えば「時間を決めて事を行う」事を繰り返すことで胆力を養っております。
自分で決めたことを「必ずやる」ということです。
自分で決めたことを日々精進しなければ胆力とはなって行きません、以前も書きましたが漸漸です、何でも「日々精進すること、続けること」で積み重ねられ、ある日「どんと爆発し、目覚める、達観」するのです。一回や二回、一ヶ月、三ヶ月やったくらいでは胆力は養えないのです、生涯続ける。
胆力が培われますと随所に主と為すことができ、どこに置かれても「自分の世界と為すことが出来る」のです。
どこに置かれても慌てない、うろたえない、騒がない気性を作り上げていくことが可能なのです。
行動力がないのも「胆力がない」といえます。胆力がないということは「覚悟が出来ていない」ということでもあり、覚悟ができていないということは「夢、志の確立が出来ていない」ともいえます。
いつも書いていますが、結果は決まっています。「なるか、ならないか」の「いずれか」です。しかし行動することは「なると信じての行動」です。
ですから行動した時点で「ジタバタしない」ことが「随所に主と為す、胆力」です。
ジタバタしてしまいますと縁を縁とせず、交渉も何も上手く行かないという結果しか出なくなるのです。
胆力を養い、どのような状況下に於いても「うろたえることをしない」己を養うために、日々「自分を高める」ため仕事に出かける前に修練することを作ることが大事なのです。
そして自分で決めたことはやり続けることで「胆力がつく」こととなるのです。
それには日々の坐禅瞑想が最適でもあるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌